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向社会的行動における自己統制の役割とその規定要因の検討

目次を表示します。

第Ⅰ部　序論
第1章　本研究の位置づけ
　　第1節　研究の背景
　　　1.向社会的行動における自己統制の位置づけ
　　　2.自己統制の規定要因
　　　3.他者理解と自己統制
　　第2節　問題の所在
　　第3節　認知心理学的観点から捉えた「自己統制」の規定要因の検討
　　第4節　他者の情動の認知と「自己統制」との関係
　 第5節　自己統制の規定要因についての研究の動向
　 第6節　比較文化的な観点から捉えた自己統制の特徴
　　　1.自己統制の理論構築の観点
　　　2.自己統制の過程
　　第7節　自己統制の理論と文化的背景
　　第8節　自己統制と向社会的行動
　　第9節　向社会的行動の従来の研究と自己統制の位置づけ
　　第10節　向社会的行動における「自己統制」の位置づけに関する仮説的
モデル
　 第11節　自己統制の研究の意義と教師の教育的配慮
　　第12節　情報処理と自己統制:隣接科学におけるモデル構築の立場
第13節　認知心理学的観点から捉えた自己統制の研究
第14節　社会心理学的観点から捉えた自己統制の研究
第15節　目標達成行動と自己統制
第2章　本研究の課題と視点
　　第1節　本研究の課題
　　第2節　自己統制と社会的スキルとの関係
　　第3節　自己統制と視点調整(社会的視点調整と認知的視点調整)
　 第4節　自己統制と対人認知
　　第5節　自己統制と社会的相互作用過程
　　第6節　自己統制と情報処理過程
　　第7節　情報処理的過程から捉えた自己統制の研究についてのまとめ
　　第8節　自己統制と認知発達
　　第9節　自己統制を規定する自己効力の役割
　　第10節　本研究における自己統制の定義
　　　1.自己統制の定義
　　　2.自己統制の特徴と他の概念との区別
　　第11節　自己統制の構造を捉える観点
　　　1.許容性
　　　2.自己開示
　　　3.意志決定
　　　4.独　自　性
　　第12節　モデルの構成について
第3章　本研究の目的
第1節　本研究の意義
第2節　本研究の目的
第3節　本研究の独自性
1.提示の仕方についての説明
2.課題の提示方法と分析の観点
3.自己統制の生起のメカニズム:自己効力を媒介としたモデルの検討
第4節　本論文の構成
第Ⅱ部　実証的検討:向社会的行動における自己統制の役割とその規定要因
の検討
第4章　自己統制尺度の構成
第1節　児童期における自己統制尺度の構成(研究①)
1.問題と目的
2.研究方法
3.結果
4.考察
第2節　自己統制尺度の妥当性と信頼性の検討(研究②)
1.問題と目的
2.研究方法
3.結果
4.考察
第3節　児童期における自己統制の構造とその規定要因の検討(研究③)
　　　　　　―自己統制と自己効力との関係―
1. 問題と目的
2.研究方法
3.結果
4.考察
第5章　自己統制とその規定要因の検討
　　第1節　児童期の自己統制と自己効力との関連についての解説
　　第2節　自己統制と自己効力および社会的スキルとの関連(研究④)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
　　第3節　自己統制と自己効力および性格特性との関連(研究⑤)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第6章　実験的検討:対人相互作用過程における自己統制の変容
　　第1節　協同場面における自己統制と自己効力,課題評価,原因帰属,
　　　　　　対人認知との関係(研究⑥)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第2節　競争場面における自己統制と自己効力,課題評価,原因帰属,
　　　　　　対人認知との関係(研究⑦)
　 1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第3節　自己統制と他者からのフィードバックによる効果の検討
(研究⑧)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第7章　実験的検討:自己統制の質的検討―課題の性質が自己統制に及ぼす
影響―
第1節　自己統制と認知的視点調整(実物提示)課題および自己効力との
関連(研究⑨)
　 1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第2節　自己統制と認知的視点調整(図版提示)課題および自己効力との
関連(研究⑩)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第3節　一方的動作課題における課題遂行時間と自己統制および自己
　　　　　　効力との関連(研究⑪)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第4節　双方的反応課題における課題遂行時間と自己統制および自己効力
との関連(研究⑫)
1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第8章　自己統制の発達と認知過程
　 第1節　自己効力が自己統制に及ぼす影響(研究⑬)
　　　　　　―共同作成場面における相互作用過程をとおして―
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
　　第2節　プログラム作成課題における自己統制の個人差(研究⑭)
　　　　　-認知構造の変換過程における自己統制
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
4.考察
第9章　児童期以降の自己統制の構造の変容
　　第1節　児童期以降の自己統制の発達的変化:自己統制の構造の変化
(研究⑮)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第10章　日常生活場面における自己統制の質的検討
　　第1節　日常生活場面における自己統制とその構造について(研究⑯)
　　　1.問題と目的
　　　2.研究方法
　　　3.結果
　　　4.考察
第Ⅲ部　総合的考察
第11章　総括的考察
　　第1節　本研究の結論
　　第2節　仮説的モデルの構築
―向社会的行動における自己統制の役割とその規定要因―
第12章　研究のまとめと今後の展望
　　第1節　教育現場への通用可能性
　　第2節　総括的討論
要約
REFERENCES
APPENDIX
事項索引
人名索引