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フォーカシングの空間づくりに関する研究

定価: 10,450 (本体 9,500 円+税)
フォーカシングの空間づくり体験を分析して空間づくりの教示と体験記録用紙を開発し、ビクス法フォーカシングと複数フォーカシング法の実践研究をまとめている。

【著者略歴】
伊藤義美(いとう よしみ)
1952年 岐阜県に生まれる
1974年 名古屋大学教育学部教育心理学科卒業
1979年 名古屋大学大学院教育学研究科博士(後期)課程修了
1979年 名古屋大学教養部助手
1988年 同講師を経て同助教授
1993年 文部省在外研究員(シカゴ大学心理学研究科など)(~1994年)
1993年 名古屋大学情報文化学部助教授
1998年 名古屋大学より博士(教育心理学)の学位取得
現在 名古屋大学情報文化学部・同大学院人間情報学研究科教授
目次を表示します。
序文
まえがき
第1章 フォーカシングの空間づくりの発展と問題
 第1節 体験過程理論とフォーカシングの発展
  1.方法としてのフォーカシング 
  2.体験過程とフォーカシングの歴史と発展
  3.フォーカシングの適用の展開 
  4.わが国における体験過程療法とフォーカシングの発展 
 第2節 フォーカシングに関する実践・研究の概観
  1.外国での体験過程療法とフォーカシングの実践・研究の概観
  2.わが国のフォーカシングに関する実践・研究の概観
  3.体験過程療法とフォーカシングの最近の動向
 第3節 空間づくりに関する実践・研究の展望と問題点
  1.空間づくりの意義と臨床的適用 
  2.空間づくりの方式と用い方 
  3.空間づくりの学校教育への適用 
  4.空間づくりの教授・訓練
 第4節 本研究の目的と構成
  1.本研究の目的
  2.筆者の立場と本研究の構成 
第2章 フォーカシングの空間づくりに関する基礎的研究
 第1節 フォーカシングの空間づくり体験の検討
―2種類の方式の比較を通して―
1.問題と目的
2.方法
3.結果と考察
  4.要約 
第2節 空間づくり体験と類型論的パーソナリティの関係の検討
1.問題と目的
2.方法
3.結果と考察
  4.要約 
第3節 気がかり方式の空間づくり用紙の改訂の検討
  1.問題と目的 
  2.方法 
  3.気がかり用紙Rを用いた空間づくり体験の事例検討 
  4.新しい空間づくり用紙の作成 
5.要約
第3章 ビクス(BCS)法フォーカシングの実践的研究
 第1節 ビクス法フォーカシングの小学生への実践的適用(1)
  1.問題と目的 
  2.ビクス(BCS)法フォーカシングの概要
3.方法
4.結果と考察
  5.要約 
第2節 ビクス法フォーカシングの小学生への実践的適用(2)
  1.問題と目的 
  2.小学生へのビクス法の実施と資料の収集
 3.ビクス法フォーカシングのセッション事例と児童の体験報告の検討
  4.要約 
第3節 ビクス法フォーカシングの小学生への実践的適用(3)
  1.問題と目的
  2.方法 
  3.結果と考察 
  4.要約 
第4章 複数フォーカシング法(MFM)の実践的研究
 第1節 複数フォーカシング法(MFM)の提起と適用の検討
  1.問題と目的 
  2.複数フォーカシング法(MFM)の実施と事例 
  3.考察 
  4.要約 
 第2節 空間づくりを中心とする4人フォーカシングと5人フォーカシングの
検討
  1.問題と目的
  2.研究1 気がかり方式による空間づくりを中心とする4人
       フォーカシングの検討 
  3.研究2 からだの感じ方式による空間づくりを中心とする
       5人フォーカシングの検討
  4.全体的考察 
  5.要約 
 第3節 からだの感じ方式による空間づくりを中心とする12人フォーカシン
グの検討
1.目的
2.12人フォーカシングの実施と事例
3.考察
4.要約
第5章 全体的考察と今後の展開
 第1節 全体的考察
  1.フォーカシングの空間づくりに関する基礎的研究 
  2.ビクス(BCS)法フォーカシングの実践的研究
  3.複数フォーカシング法(MFM)の実践的研究 
 第2節 本研究の問題点と今後の展開
  1.フォーカシングの空間づくりに関する基礎的研究
  2.ビクス(BCS)法フォーカシングの実践的研究
  3.複数フォーカシソグ法(MFM)の実践的研究
文献
付録
あとがき
著者伊藤義美 著
発行年月日2000年03月15日
頁数328頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1195-4