第Ⅰ部 序論
第1章 本研究の目的
第2章 文章理解への知識駆動型アプローチ
2.1 Bartlettの古典的研究
2.2 理解に及ぼす読み手の先行知識の効果
2.3 現代スキーマ理論の特色
第Ⅱ部 スクリプト理論と文章理解
第3章 スクリプト理論
3.1 スクリプトとは何か
3.2 スクリプトの心理学的実在とその特性
3.3 問題設定
第4章 生成法とグルーピング法によるスクリプト構造の分析:
実験1,2,3
4.1 問題提起
4.2 自由生成法による分析:実験1
4.3 個数指定法による分析:実験2
4.4 グルーピング法による分析:実験3
4.5 全体的考察
第5章 行動検索課題によるスクリプト構造の分析:実験4
第6章 文の再認課題におけるスクリプトの統合効果:実験5
第7章 文章の学習転移課題におけるスクリプトの効果:実験6,7
7.1 問題提起
7.2 行動数と典型性の操作:実験6
7.3 階層レベルと系列位置の操作:実験7
第8章 文章の読みの過程におけるスクリプトの効果:実験8,9
8.1 問題提起
8.2 スクリプトに基づいた推論:実験8
8.3 スクリプトの活性化と制御:実験9
第Ⅲ部 物語構造と文章理解
第9章 物語文法の理論
9.1 物語文法とはなにか
9.2 書き替え規則
9.3 物語文法による予測
第10章 Kintschによる物語理解のモデル
10.1 物語理解における処理のレベル
10.2 ミクロ構造
10.3 マクロ構造の形成
10.4 物語の理解と記憶におけるマクロ構造の役割
第11章 物語の階層レベルの効果:実験10
11.1 問題提起
11.2 理解・記憶課題の階層レベルによる分析:実験10
第12章 物語構造の操作:実験11,12,13
12.1 問題提起
12.2 物語構造の操作によるわかりやすさの評定:実験11
12.3 物語のわかりやすさと再認課題:実験12
12.4 物語のわかりやすさと再生課題:実験13
12.5 全体的考察
第13章 物語の記憶における処理単位:実験14,15,16
13.1 問題提起
13.2 物語構造の検証:実験14
13.3 休止時間挿入の効果:実験15
13.4 質問挿入の効果:実験16
13.5 全体的考察
第Ⅳ部 総合的考察
第14章 スクリプト構造による分析の意義
第15章 物語文法による分析の意義
引用文献
資料
あとがき