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調律行動から見た母子の情緒的交流と乳幼児の人格形成

調律行動から見た母子の情緒的交流と乳幼児の人格形成

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
母子相互交流の観察を行い、その交流形態と介在する内的表象の双方を常に把握し、母子の力動的で連続的な関係性と乳幼児の人格形成の関連について検討する。
【この書籍は品切・重版は未定です(2008.12.14)】
目次を表示します。
はじめに 
第Ⅰ部 臨床心理学における調律の観点
 第1章 本研究の課題および構成 
 (1)本研究の課題
 (2)本書の構成 
 第2章 調律とは何か
 (1)情動調律 
 (2)本研究における調律に関する概念規定と観察の特徴 
 第3章 臨床心理学における調律現象研究の意義
 (1)分離―個体化理論と調律 
 (2)調律現象を発達的に検討することの意義 
 (3)母子臨床をめぐって 
 第4章 第Ⅰ部のまとめ 
第Ⅱ部 母親の調律行動と乳幼児の人格発達 
 第5章 第Ⅱ部の目的及び方法
 (1)目的 
 (2)本研究で実施した調査の概要 
 第6章 研究1 乳幼児の発達に伴う母親の調律行動の変遷
 (1)目的 
 (2)方法 
 (3)結果
 (4)考察
 第7章 研究2 調律行動場面における母親の主観的体験
 (1)目的 
 (2)方法
 (3)結果
 (4)考察 
 第8章 研究3 調律行動と乳幼児における分離―個体化の様相
 (1)目的 
 (2)方法
 (3)結果
 (4)考察 
 第9章 研究4 38カ月児の自己主張と母子の相互交渉のあり方
        ~統合的関わりの達成度~ 
 (1)目的
 (2)方法
 (3)結果
 (4)考察
 第10章 第Ⅱ部の総合的考察及びまとめ
 (1)調律行動の記述研究(研究1及び2)のまとめ 
 (2)調律行動と乳幼児の人格形成の関連 
 (3)調律行動の乳幼児への発達促進幾能 
第Ⅲ部 母親の調律行動と乳幼児の人格発達理解~事例検討~
 第11章 第Ⅲ部の目的及び方法
 (1)目的
 (2)方法 
 第12章 事例1 平均的調律行動が見られた事例
 (1)各観察実験における調律行動の評価 
 (2)分離―個体化プロセスの特徴 
 (3)38カ月時課題場面における母子関係 
 (4)母親の生育歴 
 (5)総合所見 
 第13章 事例2 調律の失敗が目立った事例
 (1)各観察実験における調律行動の評価 
 (2)分離一個体化プロセスの特徴 
 (3)38カ月時課題場面における母子関係 
 (4)母親の生育歴
 (5)総合所見
 第14章 第Ⅲ部の総合的考察及びまとめ
 (1)調律行動の起こる特定の文脈
 (2)関係性パターンの内在化
 (3)世代間伝達 
第Ⅳ部 母親の調律行動と乳幼児の人格形成に関する総括
 第15章 総括
 (1)調律の基礎的現象把握をめぐって
 (2)調律と乳幼児の人格発達の関係 
 (3)世代間伝達をめぐって
 (4)臨床技法としての調律
あとがき
文献
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者青木紀久代 著
発行年月日1999年03月15日
頁数202頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1138-1