博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 残部僅少

動機づけの学校心理学

クラスの動機づけの構造化に関する実証的研究

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)
従来、個人内の要因として捉えられてきた動機づけを学級集団の観点から再構成し、理論的および実証的に検討した。動機づけの実践に有効な新たな視点を提供した好著。

【著者略歴】
谷島弘仁(やじま ひろひと)
1964年生まれ
現在、東京成徳大学助教授。
博士(心理学)
目次を表示します。
推薦の言葉                 筑波大学教授 新井邦二郎
第1章 序論
 1節 動機づけと学校心理学 
 2節 学校心理学における動機づけの機能 
 3節 クラスの動機づけの構造化に関する概念化 
 4節 本書の目的 
第2章 クラスの動機づけの構造化の測定 
 1節 クラスの動機づけを測定する尺度の現状 
 2節 クラスの動機づけ構造測定尺度の検討 
  (1)クラスの動機づけ構造測定尺度の作成(研究1) 
  (2)クラスの動機づけ構造測定尺度の妥当性の検討(研究2)
  (3)クラスの動機づけ構造の発達的検討(研究3)
 3節 本章のまとめと考察 
第3章 クラスの動機づけ構造と動機づけに関する諸概念との関連
 1節 本章の目的 
 2節 クラスの動機づけ構造と達成目標および統制感との関連(研究4) 
 3節 クラスの動機づけ構造と原因帰属様式との関連(研究5) 
 4節 クラスの動機づけ構造と動機づけ信条との関連(研究6)
 5節 クラスの動機づけ構造と親和動機との関連(研究7) 
 6節 本章のまとめと考察
第4章 クラスの動機づけ構造と社会的相互作用に関する諸要因との関連
1節 本章の目的
 2節 クラスの動機づけ構造と中学校新入生の学校への期待および不安との
関連(研究8)
 3節 クラスの動機づけ構造と公的自己意識,スクール・モラールおよび
社会的コンピテンスとの関連(研究9)
 4節 クラスの動機づけ構造と教師のリーダーシップおよび勢力資源との
関連(研究10)
 5節 本章のまとめと考察
第5章 クラスの動機づけ構造と教科の学習に関する諸要因との関連
 1節 本章の目的
 2節 クラスの動機づけ構造と教科の能力認知との関連(研究11)
 3節 クラスの動機づけ構造と自己調整学習方略および達成不安との関連
(研究12)
 4節 クラスの動機づけ構造と特定教科の学習動機との関連(研究13)
 5節 本章のまとめと考察
第6章 クラスの動機づけ構造を規定する要因に関するモデルの検討
 1節 本章の目的
 2節 クラスの動機づけ構造モデルの設定と検討
(1)クラスの動機づけ構造モデルの検討(研究14)
(2)クラスの動機づけ構造モデルの短期縦断的検討(研究15)
3節 本章のまとめと考察
第7章 全体的考察
 1節 本研究のまとめと全体的考察
 2節 今後の課題に関する展望
引用文献
付記
資料
索引
著者谷島弘仁 著
発行年月日1999年02月15日
頁数230頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1117-6