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聴覚障害児の文理解能力の研究

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
聴覚障害児の文理解能力についての日米の研究を集約し、更に文理解能力を文法および言語心理学の観点から分析した著者の研究成果を紹介したものである。

【著者略歴】
我妻敏博(あがつま としひろ)
1951年仙台に生まれる。東北大学教育学部卒業後、同大学院に進学し修士課程修了。国立特殊教育総合研究所(途中ワシントンCIDに留学)を経て現在上越教育大学助教授。その間一貫して聴覚障害児教育の研究・臨床に携わる。
博士(教育学、東北大学)
目次を表示します。
まえがき
第1部 文献考察
 第1章 文理解の心理と文法
  第1節 文理解の心理学的考察
    1 文理解能力の発達  
    2 認知的枠組み  
    3 文理解の方略  
  第2節 格文法と形態論 
    1 格文法  
    2 形態論 
 第2章 聴覚障害児における文理解に関する研究動向
  第1節 我が国における聴覚障害児の文理解能力に関する研究
    1 文理解能力全般  
    2 文レベルの理解  
    3 助詞と動詞の理解 
  第2節 米国における聴覚障害児の文理解能力に関する研究
    1 米国の聴覚障害児の読解能力  
     2 文法的観点からの研究  
     3 その他  
第2部 研究
 第1章 聴覚障害児の読解力と動詞語形に対する理解能力
  第1節 読書能力診断テストにおける文の理解能力 
  第2節 各種の動詞語形に対する理解能力に関する研究 
 第2章 受身文・やりもらい文の理解に関する研究
  第1節 健聴児との比較から  
  第2節 使用言語メディアの違いから  
  第3節 構文指導の事例的研究  
  第4節 本章のまとめ 
 第3章 文理解の方略
  第1節 文理解の方略に関する研究(その1)
  第2節 文理解の方略に関する研究(その2)
  第3節 複文に対する理解方略に関する研究 
 第4章 研究のまとめと今後の指導の方向
  第1節 文理解能力に関するまとめ 
  第2節 文理解の指導
文献
著者我妻敏博 著
発行年月日1998年12月15日
頁数192頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1113-8