博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

小中学生の心理的ストレスと学校不適応に関する研究

定価: 13,750 (本体 12,500 円+税)

心理的ストレス理論のアプローチを用いて小中学生の学校不適応に関する諸問題を理解し、ストレスマネジメントに関する臨床的介入の実際を紹介した書。

【著者略歴】
嶋田洋徳(しまだ ひろのり)
1966年 東京都生まれ
1991年 早稲田大学人間科学部卒業
1996年 早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了
1996年 広島大学総合科学部助手
1997年 新潟大学人文学部講師
2000年 新潟大学人文学部助教授
現在 早稲田大学人間科学部助教授 博士(人間科学)(早稲田大学)
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
緒言
第1章 従来の心理的ストレス研究と学校ストレス
 第1節 心理的ストレス研究のはじまり
 第2節 これまでの研究動向と概念の整理,関連用語の定義
 第3節 ストレス研究におけるモデルの役割
 第4節 学校ストレス研究の動向
 第5節 学校ストレスモデルの役割
 第6節 学校不適応とストレスマネジメント
 第7節 学校ストレスの測定の問題
 第8節 学校ストレスの媒介変数に関する問題
 第9節 ストレス過程の検討方法に関する問題
第2章 本研究の目的と意義
 第1節 本研究の目的
 第2節 本研究の意義
 第3節 本研究の構成
第3章 学校ストレス測定尺度の開発
 第1節 学校ストレスの測定
 第2節 学校ストレッサーの測定(研究1)
 第3節 心理的ストレス反応の測定(研究2)
 第4節 認知的評価の測定(研究3)
 第5節 コーピングの測定(研究4)
 第6節 ソーシャルサポートの測定(研究5)
 第7節 社会的スキルの測定(研究6)
 第8節 セルフ・エフィカシーの測定(研究7)
 第9節 本章のまとめ
第4章 心理的ストレス反応の規定要因
 第1節 従来のストレスモデルとストレス反応
 第2節 学校ストレッサーの影響(研究8)
 第3節 認知的評価の影響(研究9)
 第4節 コーピングの影響(研究10)
 第5節 心理的ストレス反応の規定要因(研究11)
 第6節 本章のまとめ
第5章 ストレス過程の認知的評価とコーピングの効果
 第1節 ストレス過程における認知的評価とコーピング
 第2節 ストレッサー―反応系への認知的評価の影響(研究12)
 第3節 ストレッサー―反応系へのコーピングの影響(研究13)
 第4節 認知的評価とコービング,ストレス反応の関連(研究14)
 第5節 本章のまとめ
第6章 心理的ストレス反応の軽減要因
 第1節 ストレス反応の規定要因と軽減要因
 第2節 ストレス過程に及ぼすソーシャルサポートの効果(研究15)
 第3節 ストレス過程に及ぼす社会的スキルの効果(研究16)
 第4節 ストレス過程に及ぼすセルフ・エフィカシーの効果(研究17)
 第5節 心理的ストレス過程の軽減要因(研究18)
 第6節 本章のまとめ
第7章 ストレス反応の表出水準
 第1節 ストレス反応の種類
 第2節 児童生徒のストレス反応の連続性(研究19)
 第3節 ストレス反応表出の個人差(研究20)
 第4節 心理的ストレスとストレス性疾患
 第5節 本章のまとめ
第8章 学校ストレスモデルの構成
 第1節 心理的ストレス過程と学校ストレス
 第2節 ストレス反応の時系列変化(研究21)
 第3節 認知的評価とコーピングの時系列変化(研究22)
 第4節 ストレス因果モデルの構成に関する方法論の問題
 第5節 ストレス因果モデルの構成(研究23)
 第6節 ストレス因果モデルと学校ストレスモデル
 第7節 本章のまとめ
第9章 学校ストレスとストレスマネジメント 
 第1節 ストレスモデルとストレスマネジメント
 第2節 行動療法的視点:社会的スキルの効果(研究24)
 第3節 健康心理学的視点:セルフ・エフィカシーの効果(研究25)
 第4節 臨床群の事例と介入効果(研究26)
 第5節 健常群の事例と介入効果(研究27)
 第6節 学校ストレスモデルの効用と限界
 第7節 学校ストレスと学校不適応(研究28)
 第8節 学校ストレスと登校意欲(研究29)
 第9節 本章のまとめ
第10章 総合的考察
 第1節 本研究の結果のまとめ
 第2節 子どものストレス過程の特徴
 第3節 学校ストレスの予防的査定と問題点
 第4節 結語
文献
あとがき
著者嶋田洋徳 著
発行年月日1998年12月15日
頁数354頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1112-1