博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

空間認知の発達・個人差・性差と環境要因

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)

乳幼児期から青年期までの年齢範囲を視野に入れつつ、空間認知の発達・個人差ならびに性差に関連する環境要因を解明し、その統合を企図した学界待望の書。
目次を表示します。
はしがき
序章 空間認知と経験
第1章 空間認知の発達に関わる諸要因の検討及び本研究の問題設定
 第1節 空間認知研究の諸側面と本研究が焦点をあてる領域
 (1)空間認知の心理測定的アプローチ
 (2)空間認知の発達的アプローチ
 (3)空間認知の実験的アプローチ
 (4)本研究が焦点をあてる領域
 第2節 空間認知の発達に影響を及ぼす要因(1):生物学的要因
 (1)心理測定的研究にみられる空間能力とその生得性
 (2)空間能力の性差とその生物学的要因
  (2)-1)直接的な生物学的要因の影響:遺伝子
  (2)-2)生物学的要因の間接的影響
 第3節 空間認知の発達に影響を及ぼす要因(2):経験的要因
 (1)Piaget課題と経験的要因
 (2)空間能力と経験的要因
 (3)大規模な環境空間の認知と経験的要因
 (4)小括
 第4節 研究の問題設定と構成
 第5節 第1章の要約
第2章 乳児期後期における対象探索と移動経験の関係
 第1節 問題と目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
 第5節 第2章の要約
第3章 幼児における探索的行動と空間能力との関連
 第1節 問題と目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
 第5節 第3章の要約
第4章 幼児における継次情報の空間的再構成化
 第1節 問題と目的
 第2節 実験1:継次情報の処理課題と保存課題の関連性の検討
 第3節 実験2:継次情報の処理課題に含まれる空間情報の保持と変換
 第4節 全般的考察
 第5節 第4章の要約
第5章 他者視点取得課題における視点移動・対象移動の経験の効果
 第1節 問題と目的
 第2節 方法
 第3節 結果
 第4節 考察
 第5節 第5章の要約
第6章 空間能力の性差・個人差に関わるパーソナリティ要因の発達的検討
 第1節 問題と目的
 第2節 研究1:小中学生における空間能力と性的ステレオタイプとの関連
 第3節 研究2:大学生における空間能力と性的ステレオタイプとの関連
 第4節 研究3:大学生における空間能力と方略,困難度及び確信度との
        関連
 第5節 全般的考察
 第6節 第6章の要約
第7章 大規模な環境空間の認知とパーソナリティ要因及び知的能力との関連
 第1節 問題と目的
 第2節 研究1
 第3節 研究2
 第4節 研究3
 第5節 全般的考察
 第6節 第7章の要約
第8章 総括
 第1節 空間認知に関わる経験の役割とその発達的変化
 第2節 経験要因と空間的問題解決方略の発達及び性差
 第3節 第8章の要約
初出一覧
引用文献
付録
著者竹内謙彰 編著
発行年月日1998年12月15日
頁数226頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1107-7