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自己と他者の視点の違いと帰属過程

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

自己と他者の視点の違いとは?また、それは何を引き起こすのか?人と人との相互理解を促進する条件を、帰属研究の観点から検討し明らかにする。

【著者略歴】
坂西友秀(ばんざい ともひで)
1953年 新潟県生まれ
1977年 千葉大学教育学部卒業
1983年 名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程中退
1997年 博士(教育心理学)(名古屋大学)
現在 埼玉大学教育学部助教授

専攻
教育心理学、社会心理学
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
第1章 問題と目的 
 第1節 帰属理論
 第2節 帰属理論の発展
    1 Jones&Davisの帰属の分析
    2 Kelleyの共変モデル 
    3 Weinerによる因果性次元の分析
 第3節 行為者と観察者の帰属と本研究の目的
    1 行為者と観察者の原因認知の違い
    2 行為者と観察者の帰属の違いを生む諸条件の実証的検討
    3 本研究の目的
第2章 行為者と観察者の認知・帰属の違いと個人差
 第1節 教師の利己的生徒・利他的生徒に対する認知
     方法
     結果 
     討論 
 第2節 教師による利己的生徒・利他的生徒の認知と生徒の自己認知
     方法 
     結果 
     討論 
第3章 観察者の帰属作用に及ぼす視点の効果
 第1節 観察者の帰属作用に及ぼす視点の効果
       ―心理的視点の効果―
     方法 
     結果 
     討論 
 第2節 観察者の帰属作用に及ぼす反復観察の効果
     方法 
     結果 
     討論 
第4章 観察者の帰属作用に及ぼす視点の効果
      ―文字情報を介した視点の効果―
 第1節 読者の帰属作用に及ぼす識者のコメントの効果
     方法 
     結果 
     討論 
 第2節 読者の帰属作用に及ぼすコメントの効果とコメント相互の相殺効果
     方法 
     結果 
     討論 
第5章 観察者の帰属作用に及ぼす視点の効果を定着させる共通経験の効果
 第1節 観察者の帰属作用に影響する先行経験及び視点要因の検討
     方法 
     結果 
     討論
 第2節 いじめ被害者の自己認知,他者認知と無体験者の被害者認知
     方法
     結果
     討論
第6章 総括
 第1節 本研究のまとめと意義
 第2節 今後の課題と展望 
引用・参考文献
事項索引
人名索引
著者坂西友秀 著
発行年月日1998年10月15日
頁数160頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1100-8