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コミュニケーション中心の教授法と学習意欲

定価: 13,750 (本体 12,500 円+税)
コミュニケーション中心の教授法と文法中心の教授法の効果を、学習者の適性との関連で検討し、コミュニケーション能力の習得を目指す外国語教育への示唆を与える。

【著者紹介】
倉八順子(くらはち じゅんこ)
多文化対話教育研究所代表

博士(教育学)(慶應義塾大学)
目次を表示します。
はしがき
第1章 本研究の問題
 第1節 本研究の目的 
 第2節 本研究の構成 
第2章 外国語習得における学習者の情意要因
 はじめに 
 第1節 外国語学習を規定する学習者の適性
 第2節 外国語学習における情意要因研究の歴史
  1.外国語習得の因果モデル:1970年代の研究
  2.外国語習得の因果モデル:1980年代の研究
  3.外国語習得の因果モデルの精緻化:1980年代後半から現在までの研究
 第3節 外国語学習における学習意欲の操作的定義
 第4節 学習意欲の測定
第3章 コミュニカティブ・アプローチと学習者の情意要因
 第1節 コミュニカティブ・アプローチ
  1.はじめに
  2.コミュニカティブ・アプローチの歴史
  3.コミュニカティブ・アプローチの言語理論
  4.コミュニカティブ・アプローチの教授学習過程についての心理学的
    検討
  5.コミュニカテイブ・アプローチの考え方による具体的な教授法
 第2節 コミュニカテイブ・アプローチと学習意欲、学習成果、及び、学習
     者の適性との関係
  1.コミュニカティブ・アプローチと学習意欲、学習成果
  2.コミュニカテイブ・アプローチと態度・性格要因
  Appendix COLT Observation Scheme:Definition of Categories
第4章 コミュニカティブ・アプローチが学習意欲及び学習成果に及ぼす効果
    に関する実験的検討
 第1節 本実験の目的
 第2節 本実験の枠組
 第3節 少人数クラス、初級前半における実験的検討―第1実験
  1.目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.全体的考察
  Appendixl
  Appendix2
 第4節 少人数クラス、初級後半における実験的検討―第2実験 
  1.目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.全体的考察
  Appendix3
 第5節 通常人数クラス、初級前半における実験的検討―第3実験
     コミュニカティブ・アプローチ及び外国人講師との
     ティームティーチングが学習意欲と学習成果に及ぼす効果
  1.目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.全体的考察
  Appendix4
 第6節 通常人数クラス、初級後半における実験的検討―第4実験
     コミュニカティブ・アプローチにおける規則教授が学習意欲と
     学習成果に及ぼす効果 
  1.目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.全体的考察
  Appendix5
 第7節 通常人数クラス、初級前半における実験的検討―第5実験
    個人単位の自由度の高いコミュニケーション活動を行う
    コミュニカティブ・アプローチが学習意欲と学習成果に
     及ぼす効果 
  1.目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.全体的考察
第5章 全体的考察
 はじめに
 第1節 コミュニカティブ・アプローチが学習意欲に及ぼす効果
 第2節 コミュニカティブ・アプローチが学習成果に及ぼす効果 
 第3節 コミュニカティブ・アプローチの因果プロセス
 第4節 適性処遇交互作用に関する考察
  1.能力面の適性についての考察
  2.情意面の適性についての考察
 第5節 本研究の教育的意義 
 第6節 今後の課題
欧文文献
和文文献
資料 コミュニカティブ・アプローチ群 教材
著者倉八順子 著
発行年月日1998年01月31日
頁数280頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1086-5