博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

霊長類動物の認知行動に関する研究

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)
ニホンザルを中心とした霊長類動物が様々な問題解決場面で見せる知的な行動をユニークな心理学手法で分析。サル独特の知的能力の存在と限界を明らかにした。

【著者略歴】
金光義弘(かねみつ よしひろ)
1965年 京都大学文学部卒業
1970年 京都大学大学院修了
1993年 京都大学文学博士
1969-1970年 京都大学霊長類研究所共同研究員
1970-1973年 京都大学教養部助手
1973-1976年 東京都神経科学総合研究所主事研究員
1976-1980年 滋賀医科大学医学部助教授
1980-1991年 岡山大学文学部助教授
1991年-現在 川崎医療福祉大学臨床心理学科教授
目次を表示します。
まえがき
第1章 序論
第2章 霊長類動物の認知行動における実験方法の検討
  §1 被験体 
  §2 実験計画 
  §3 実験装置 
  §4 実験課題  
  §5 実験手続き  
第3章 霊長類動物の弁別学習過程に関する研究
  §1 視覚弁別学習過程の分析:第1実験  
  §2 弁別学習における過剰訓練逆転効果の分析:第2実験  
  §3 連続逆転学習における逆転学習セットの分析:第3実験
  §4 連続逆転学習における漸進的改善現象の分析  
     その1 逆転指標を中心に:第4実験  
     その2 信号検出理論によるROC曲線手法を用いて:第5実験
  §5 大脳生理学的実験による弁別逆転学習過程の分析:第6実験
第4章 霊長類動物の等価性概念に関する研究
  §1 一対比較法を用いた認知的手掛りの分析:第7実験 
  §2 見本合わせ課題における“sameness”概念の検討:第8実験
  §3 交差感覚様相間見本合わせにおける刺激等価性の検討:第9実験 
第5章 霊長類動物の記憶に関する研究
  §1 遅延反応における対象の永続性の検討:第10実験 
  §2 遅延見本合わせにおける変数相互作用の分析 
     その1 見本刺激の呈示回数を中心に:第11実験 
     その2 見本刺激の呈示回数と遅延時間の相互作用:第12実験
  §3 信号検出理論による短期再認記憶の分析:第13実験  
第6章 霊長類動物の認知行動に関する総合的考察
  §1 弁別学習過程について  
  §2 等価性概念について  
  §3 記憶過程について  
  §4 認知行動全体について  
  §5 結語
引用文献
人名索引
事項索引
図表索引
著者金光義弘 著
発行年月日1998年02月28日
頁数306頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1083-4