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障害児と健常児における遊びとコミュニケーションの発達

定価: 11,000 (本体 10,000 円+税)
本書は、遊びと情動とコミュニケーションの相互関係を発達心理学的に解明することにより、発達障害児の遊びとコミュニケーションの指導方法の開発をめざした。

【著者略歴】
伊藤良子(いとう  りょうこ)
東京学芸大学附属教育実践研究支援センター 教授
博士(教育学)
専門分野:発達障害学、発達心理学

1952年 岩手県盛岡市にて出生
1975年 東京教育大学教育学部心理学科卒
1978年 東京教育大学教育学研究科修士課程(教育心理学専攻)修了
1981年 東北大学教育学研究科博士課程後期(教育心理学専攻)退学
1981年 東京学芸大学教育学部附属特殊教育研究施設助手
1993年 同上 助教授
2000年 同上 教授
2004年 東京学芸大学附属教育実践研究支援センター 教授
      現在に至る
目次を表示します。
はじめに 本研究の目的と構成
第1部 障害児の遊びに関する発達心理学的研究
 第1章 発達障害児における遊びの発達的意義
 第2章 障害児におけるごっこ遊びの発展
     ―遊び行為の短縮化を指標として―
  第1節 問題と目的
  第2節 方法
  第3節 結果
  第4節 考察
 第3章 障害幼児におけるごっこ遊びの形成に及ぼす大人の働きかけの効果
  第1節 問題と目的
  第2節 方法 
  第3節 結果 
  第4節 考察
 第4章 障害児におけるごっこ遊びの発達と言語発達
  第1節 問題と目的
  第2節 方法
  第3節 結果
  第4節 考察
 補章  第1部のまとめ及び第2部への導入
第2部 情動的交流遊びとコミュニケーションの発達に関する研究
 第5章 いないいないばあ遊びの発達と認知発達との関係
  第1節 健常乳児におけるいないいないばあ遊びの発達と認知発達との
      関係
  第2節 障害幼児におけるいないいないばあ遊びの発達と認知発達との
     関係 
 第6章 いないいないばあ遊びの発達に関する縦断的研究
  第1節 問題と目的 
  第2節 方法 
  第3節 結果
  第4節 考察
 第7章 障害児に対するいないいないばあ遊びの成立過程について 
  第1節 問題と目的 
  第2節 方法 
  第3節 結果と考察
 第8章 情動的交流遊びを通した障害児のコミュニケーション指導 
  第1節 問題と目的
  第2節 方法 
  第3節 結果 
  第4節 考察 
 第9章 第2部のまとめ:遊びと情動とコミュニケーションの発達の相互関係 
  第1節 いないいないばあ遊びにおける情動の役割
  第2節 情動の共有とコミュニケーションの発達
  まとめ 全体的考察および今後の課題
  1 遊びの発達過程
  2 遊びがコミュニケーションの発達に果たす役割
  3 障害児に対する遊びの指導
  4 情動・遊び・コミュニケーションの発達的連関
引用文献
あとがき
著者伊藤良子 著
発行年月日1998年02月28日
頁数184頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1075-9