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児童の内発的達成動機づけについての心理学的考察

定価: 8,580 (本体 7,800 円+税)
児童の内発的達成動機づけについての心理学的考察は、内発的達成動機づけの概念化を行い、行動特性と認知特性を統合させつつ分析した意義ある研究である。

【著者略歴】
川瀬良美(かわせ かずみ)
1946年 横浜市に生まれる
1996年 日本女子大学大学院人間生活学研究科人間発達学専攻修了
博士(学術)
現在 淑徳大学社会学部社会福祉学科助教授
目次を表示します。
第1章 序論 達成動機研究の展開と問題 
  第1節 達成動機づけ概念についての問題
  (1)達成動機の定義
  (2)達成動機概念の展開
  (3)内発的動機づけ概念の成立
  (4)達成動機づけ概念
  (5)達成動機づけ概念に関する問題
  第2節 達成動機づけ発達研究の問題 
  (1)McClellandの動機論による達成動機づけ発達研究の展開
  (2)達成動機づけ発達の社会的要因
  (3)達成動機づけ発達理論
  (4)達成動機づけ発達研究に関する問題点
  第3節 今後の達成動機づけ研究への展望 
第2章 本研究における問題と目的
  第1節 本研究における問題点 
  (1)McClellandの達成動機研究の展開における問題点
  (2)達成動機概念の再検討の必要性(問題点Ⅰ)
  (3)内発的動機づけとしての達成動機づけの問題(問題点Ⅱ)
  (4)達成動機づけ発達研究の問題点(問題点Ⅲ)
  (5)内発的達成動機づけの発達に関与するエージェントの問題
    (問題点Ⅳ)
  (6)達成動機づけ研究における社会・文化的視点への問題(問題点Ⅴ)
  第2節 本研究における目的 
  (1)本研究における目的
  (2)本研究の研究計画
第3章 児童における内発的達成動機づけの構造と妥当性に関する研究
  第1節 研究Ⅰ 教師が認知したやる気のある子の特徴
    予備調査
    本調査
  第2節 研究Ⅱ 教師認知による構造の妥当性に関する研究 
           ―小学校教諭を目指す学生の認知からの検討―
  第3節 研究Ⅲ 児童の内発的達成動機づけの構造の妥当性に関する研究
           ―幼稚園教諭の認知からの検討―
第4章 児童の内発的達成動機づけの発達に関する研究 
  第1節 研究Ⅳ 児童のやる気の特徴の実態についての検討(1)
           ―教師評定からの検討―
  第2節 研究Ⅴ 達成動機づけの高い児童からみたやる気の
          特徴の妥当性についての検討
  第3節 研究Ⅵ 児童のやる気の特徴の実態についての検討(2)
           ―児童の自己認知からの検討―
第5章 児童の内発的達成動機づけに関する研究 
  第1節 研究Ⅶ 児童の内発的達成動機づけの概念的妥当性の検討
           ―行動特性と認知特性によるモデルの構築―
  第2節 研究Ⅷ 児童の内発的達成動機づけの実態についての検討
           ―学年別による実態の検討―
第6章 全章の総括 
  第1節 これまでの達成動機研究の展開から得られた問題点
  第2節 児童の内発的達成動機づけについての心理学的考察
   (1)児童における内発的達成動機づけの構造と妥当性に関する研究
   (2)児童の内発的達成動機づけの発達に関する研究
   (3)児童の内発的達成動機づけに関する研究
  第3節 総括的考察
   (1)教師が認知したやる気の特徴―日本における内発的達成動機づけの様相―
   (2)児童の内発的達成動機づけの発達一社会的学習の実態-
   (3)内発的達成動機づけ発達の問題点
   (4)本研究の問題点と今後の課題
要約
引用文献
謝辞
添付資料(各研究調査用紙)
著者川瀬良美 著
発行年月日1998年01月31日
頁数214頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1071-1