読書の発達過程
読書に関わる認知的要因・社会的要因の心理学的検討
定価:
9,680
円(本体
8,800
円+税)
- 目次を表示します。
-
第1章 序論
1.1 発達心理学における読書研究の意義
1.2 読書に関する心理学研究の動向と問題点
1.3 本論文の目的と枠組み
第2章 読書へと導く社会的要因としての家庭環境
2.1 読み聞かせに対する母親の考えと読書環境のあり方(研究1)
2.2 読み聞かせ過程の事例分析(研究2)
2・3 児童期以降の読書に家庭環境が及ぼす効果(研究3)
2・4 本章のまとめ:読書への参加としての読み聞かせ
第3章 読書の成立を支える認知的要因
3.1 本を読むこととかな文字の習得(研究4)
3.2 初期の読みにおける絵の利用
3・2.1 読み聞かせにおける挿し絵利用の発達的検討(研究5)
3.2.2 文字を読む際の絵の利用(研究6)
3.3 初期の読みにおける文字の指さし行動(研究7)
3.4 文字方向ルールの獲得(研究8)
3.5 本章のまとめ:読書の成立過程
第4章 読書過程における理解と感情
4.1 文章の面白さに関する研究と本章の目的
4.2 理解と面白さの発達的変化(研究9)
4.3 描写の詳しさと理解・情動(研究10)
4.4 本章のまとめ:読書過程における発達のモデル
第5章 読書に対する意義の認識
5.1 幼児の読書意義に対する認識(研究11)
5.2 小中学生の読書意義の認識と評価・感情と行動の関連性(研究12)
5.3 大学生の読書意義の認識と読書量の関連性(研究13)
5.4 本章のまとめ:価値の内化と意義の認識の発達過程
第6章 結論
6.1 総合的考察:読書の発達過程を支える認知的要因・社会的要因
6.2 本研究の意義と今後の課題
引用文献
付記