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問題解決過程における知識の獲得に関する研究

定価: 9,900 (本体 9,000 円+税)
問題解決過程を解決形態という視点から捉え、解決形態が異なると解決者による問題の解釈の仕方、問題解決中解決者が獲得する知識が異なることを明らかにする。

【著者略歴】
仮屋園昭彦(かりやぞの あきひこ)
1961年 大分県に生まれる
1985年 鹿児島大学教育学部小学校教員養成課程卒業
1988年 広島大学大学院教育学研究科博士課程前期(教育心理学専攻)修了
1995年 広島大学大学院教育学研究科博士課程後期(教育心理学専攻)修了
1995年 広島大学大学院教育学研究科より博士(心理学)の学位を授与される
1995年 長崎大学医療技術短期大学部講師
1996年 鹿児島大学教育学部助教授
現在に至る
目次を表示します。
まえがき
序章
第1章 問題解決研究の史的展望
 第1節 行動・連合主義による問題解決
 第2節 ゲシュタルト心理学による問題解決研究
 第3節 情報処理的アプローチによる問題解決
 第4節 問題解決研究における知識の重要性
第2章 本研究の問題と目的
 第1節 問題構造に関する知識の獲得と解決形態との関連
  1.問題構造に関する知識の獲得研究の現状および問題
  2.問題構造と解決形態の関連
 第2節 問題構造に関して獲得される知識の研究法
 第3節 解決形態としての下位目標提示と解の生成活動
  1.解決形態としての下位目標提示
  2.解決形態としての解の生成活動
  3.本研究で用いる実験課題
第3章 解決形態が問題構造に関する知識の獲得に及ぼす効果
 第1節 問題構造に関する知識の獲得
  1.目標の必然性・制約条件の必然性・対象の
    関係構造の検討:実験1-(1)
  2.問題構造における対象の役割と位置関係の
    検討:実験1-(2)
第2節 下位目標の提示形態の違いの効果
1.下位目標の提示形態が後続の同一問題の
    解決に及ぼす効果:実験2
  2.下位目標の提示形態とその利用方法が後続の
    類似問題の解決に及ぼす効果:実験3
第3節 解の生成活動の効果
1.問題に対する解の生成活動と問題・解の
    読解活動との比較による検討:実験4
第4章 総合考察と今後の課題
 第1節 全体的考察と本研究の意義
 第2節 今後の課題
引用文献
補助資料
著者仮屋園昭彦 著
発行年月日1997年12月25日
頁数182頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1056-8