言語処理における記憶表象の活性化・抑制過程に関する研究
定価:
10,560
円(本体
9,600
円+税)
- 目次を表示します。
-
はじめに
第1章 序論
1.1 本研究の意義と目的
1.2 本論文の構成
第2章 関連研究の概観
2.1ボックス・モデルとネットワーク・モデル
(1)多段階貯蔵モデル
(2)処理水準説
(3)ネットワーク・モデル
2.2 記憶の区分
(1)短期記憶と作業記憶
(2)エピソード記憶と意味記憶
(3)宣言的記憶と手続き的記憶
2.3 長期記憶の検索に関するネットワーク・モデル
(1)EPAMモデル
(2)TLCモデル
(3)Collins&Quillian(1969)の研究
2.4 連想強度の要因と特徴比較モデル
(1)連想強度の効果
(2)特徴比較モデル
(3)特徴比較モデルとネットワーク・モデル
2.5 活性化拡散モデル
2.6 ファン効果とプライミング効果
(1)ファン効果
(2)プライミング効果
(3)2つのプライミング効果
2.7 文の符号化と検索に関するネットワーク・モデル
(1)HAMモデル
(2)ACTモデル
(3)ACT*モデル
(4)LNRモデル
(5)概念依存理論
(6)Millerモデル
2.8 並列分散処理モデルとコネクショニスト・モデル
2.9 語嚢的多義性の処理に及ぼす文脈の効果
(1)初期の実験的研究
(2)モジュール説と相互作用説
(3)Simpson(1984)によるモデルの分類
2.10 言語処理に関する局所的コネクショニスト・モデル
(1)相互活性化モデル
(2)超並列統語解析モデル
第3章 概念と方法
3.1 本研究のモデル
(1)モデルの一般的特性
(2)モデルの構成要素
(3)モデルの要約
3.2 コンピュータ・シミュレーションの意義
3.3 実験的方法
(1)実験パラダイム
(2)独立変数
(3)測度
3.4 単語記憶に関する実験的研究
(1)符号化処理の要因:実験3-1
(2)連想強度の要因:実験3-2
第4章 文の再認記憶に関する検討
4.1 問題
4.2 モデル
(1)目的
(2)Miller(1981)のモデル
(3)CPSモデル
4.3 実験4-1
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
4.4 CPSモデルによるシミュレーション
(1)目的
(2)パラメータ推定
(3)シミュレーション
4.5 モデルによる予測
(1)目的
(2)方法
(3)結果
4.6 実験4-2
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
4.7 全体的討論
(1)モデルに関する討論
(2)実験に関する討論
第5章 SATパラダイムによる語彙的多義性の処理に及ぼす文脈効果の検討
5.1 問題
5.2 モデル
5.3 実験5-1
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
5.4 実験5-2
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
5.5 全体的討論
第6章 プライミング・パラダイムによる語彙的多義性の処理に及ぼす文脈
効果の検討
6.1 問題
6.2 多義語と文脈に関する調査
(1) 目的
(2) 方法
(3) 結果と考察
6.3 相互活性化モデル
(1)目的
(2)知識表現とネットワーク構造
(3)活性化拡散
(4)結合ウェイトの設定
(5)結果と考察
6.4 実験6-1
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
6.5 シミュレーション
6.6 実験6-2
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
6.7 実験6-3
(1)目的
(2)方法
(3)結果と考察
6.8 実験6-4
(1)目的
(2)方法
(3)結果と考察
6.9 全体的討論
第7章 総括
7.1 実験結果の要約
7.2 今後の展望
(1)統語的分析
(2)日本語の特性
(3)記憶表象の構造
(4)分散的コネクショニスト・モデル
引用文献