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仮名の読字学習に関する教育心理学的研究

定価: 14,300 (本体 13,000 円+税)
「かな」の読みに関する発達の実態、指導法の歴史、従来の心理学的研究の展望、読字学習の要因究明のための実験など、長年の研究成果を集大成した貴重な文献。

【著者略歴】
今井靖親(いまい やすちか)
1931年 埼玉県で生まれる。
東京教育大学心理学科卒業。
東京都台東区立御徒町中学校教諭、同区立教育研究所教育相談主任を経て、
1969年 奈良教育大学講師。
1970年 助教授。
現在 同大学教授。

教育学博士(筑波大学心理学系)。
目次を表示します。
刊行によせて
まえがき
序章 仮名の読字学習
 1.日本語の文字体系と仮名の特質
 2.幼児における読字学習―その実態と指導理念―
 3.日本の国語教育における仮名の読字学習指導法
 4.外国―特に英語圏における入門期の読字学習の指導―
 5.仮名の読字学習に関する心理学的研究
 6.本研究の目的と構成
第1章 文字意識の発達に関する検討
 実験1 幼児における文字意識の発達
 実験2 幼児の“読み”における環境的脈絡の効果
 実験3 文字意識の発達と読字学習
 要約
第2章 単語の熟知度の効果に関する検討
 実験4 2文字単語の語頭および語尾の読みにおける語の熟知度の効果
 実験5 1字(単語)の読みにおける語の熟知度の効果
 実験6 2文字単語の読みにおける語の熟知度の効果
 要約
第3章 文字提示方法の効果に関する検討
 実験7 文字法と文字・単語法の比較
 実験8 単語法と文字・単語法の比較
 実験9 文字法,単語法,文字・単語法の比較
 要約
第4章 絵の対提示効果に関する検討
 実験10 2文字単語の語頭文字の読字学習における絵の対提示
 実験11 2文字単語の読字学習における絵の対提示
 実験12 低熟知語の読字学習における絵と文の対提示
 要約
第5章 特殊音節の読字学習に関する検討
 実験13 文字提示と被験者の読字力
 実験14 文字提示方法の比較
 実験15 絵の対提示の効果
 実験16 学習材料の提示方法の比較
 要約
終章 本研究の総括
 1.本研究における問題の提出
 2.文字意識の発達に関する検討
 3.単語の熟知度の効果に関する検討
 4.文字提示法の効果に関する検討
 5.絵の対提示の効果に関する検討
 6.特殊音節の読字学習に関する検討
 7.本研究の結論
 8.今後の研究課題
引用文献
あとがき
著者今井靖親 著
発行年月日1997年01月15日
頁数244頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1008-7