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発声・発語の呼吸における心理的セット運動に関する研究

定価: 13,750 (本体 12,500 円+税)

ことばを発する行動は、場面の中でことばの意味・内容に応じて心理的にセットされた呼吸制御をもって口・舌部の運動と協応しながら音声を産み出すことを追求する。

【著者略歴】
蘭 香代子(あららぎ かよこ)
1949年 福島県に生まれる
1973年 九州大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得後満期退学
その後、九州大学教育学部助手を経て、国立犀潟リハビリティション学院講師
1985年 西九州大学家政学部助教授、九州大学教育学部非常勤講師を経て、
1993年 西九州大学家政学部社会福祉学科教授 現在同教授
1995年3月 教育学博士Z,四十三号(教育心理学)
臨床心理士585号
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
第1章 問題
 第1節 本研究の目的
 第2節 発声・発語と呼吸
 第3節‘心理的セット運動’の概念の提唱
 第4節 発声・発語によるspeech概念の展開
 第5節 発声・発語障害児・者の訓練にみられる‘心理的セット運動’の
観点
 第6節 本研究における研究概要
第2章 発声・発語における呼吸運動のメカニズム
 第1節 呼吸のプロセスと発声・発語
 第2節 プリセットの仕組み
 第3節 発声・発語運動の仕組みと個人差
 第4節 発声・発語の主観性
第3章 発声・発語の呼吸における場面や発語内容の展開
 第1節 緊張場面における発声・発語
 第2節 対人場面での発声・発語
 第3節 集団場面での発声・発語
 第4節 2,3章の結果の考察と‘心理的セット運動’
第4章 発声・発語障害の特徴と‘心理的セット運動’の観点からの指導法
第1節 脳性マヒ児
第2節 脳卒中後遺症者
第3節 水痘症児
第4節 ダウン症児
第5節 精神遅滞児
第6節 口蓋裂児
第7節 高齢者(老化現象)
第8節 発声・発語障害の特徴の総括と‘心理的セット運動’の観点からの
指導法の開発
第5章‘心理的セット運動’からみた発声・発語指導の概要と効果
 第1節 脳性マヒ児
 第2節 脳卒中後遺症者
 第3節 水痘症児
 第4節 口蓋裂児
 第5節 高齢者(老化現象)
 第6節 発声・発語障害児・者への‘心理的セット運動’の観点からの
     指導についての考察
第6章 全体総括と今後の課題
 第1節 本研究のまとめ
 第2節 全体的考察と今後の課題
引用・参考文献
謝辞
Summary
Appendix
著者蘭香代子 著
発行年月日1997年02月28日
頁数226頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1006-3