博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

対人認知の心的機構

ポスト認知モデルへの提言

定価: 10,450 (本体 9,500 円+税)
本書は、近年急速に発展を遂げた認知心理学の理論と研究手法を積極的に取り入れ、従来とは異なる新しい切り口で対人認知の心的機構の解明をめざした書である。
【1996年10月初版刊行】

【著者略歴】
池上知子(いけがみ ともこ)
1956年 兵庫県に生まれる
1984年 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定退学
現在 大阪市立大学大学院文学研究科教授、博士(教育学)
目次を表示します。
はしがき
第1章 序論
 第1節 本研究の理論的背景
  1.対人認知機構に関する従来の理論
  2.対人認知機構の情報処理モデル
   (1)スキーマ理論
   (2)特性概念の接近可能性
 第2節 接近可能性効果をめぐる実験的研究とモデル
  1.接近可能性効果に関する実験的研究
   (1)期待の効果に関する研究
   (2)プライミング効果に関する研究
   (3)感情の影響に関する研究
   (4)個人差に関する研究
  2.接近可能性効果をめぐる諸理論
   (1)貯蔵容器モデル
   (2)活性化拡散理論
   (3)感情ネットワーク
  3.対人認知機構のネットワークモデル
 第3節 問題の所在と本研究の課題
  1.対人認知機構のネットワークモデルの問題点
  2.本研究の目的と構成
第2章 対人認知における期待の効果に関する研究
 研究Ⅰ 
  問題
  実験1
  実験2 
  実験3
 まとめ
第3章 対人認知におけるプライミング効果に関する研究
 研究Ⅱ
  問題
  予備調査
  実験1
  実験2
  総合考察
 研究Ⅲ
  問題
  実験1
  実験2
  総合考察
 研究Ⅳ
  問題
  実験1
  実験2
  総合考察
 まとめ
第4章 対人認知における感情の効果に関する研究
 研究Ⅴ
  問題
  予備実験
  実験1
  実験2
  総合考察
 研究Ⅵ
  問題
  予備調査
  実験1
  実験2
  総合考察
 まとめ
第5章 対人認知機構の個人差に関する研究
 研究Ⅶ 
  問題
  実験1
  実験2
  総合考察
 研究Ⅷ
  問題
  方法概要
  実験1
  実験2
  総合考察
 まとめ
第6章 結論
 第1節 研究結果の総括
 第2節 対人認知機構の修正ネットワークモデル
 第3節 本研究の意義
引用文献
本書に収録されている研究の出典
著者池上知子 著
発行年月日2008年04月30日
頁数214頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1002-5