タイプA性格の形成に関する発達心理学的研究
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推薦の辞
はじめに
第Ⅰ部 序論
第1章 タイプA研究の歴史と概要
1.タイプAの発見とその背景
(1)タイプA発見の背景
(2)タイプAの発見とその承認
2.タイプAの概念内容
3.タイプAの測定法
(1)測定法の多様性
(2)構成面接法
(3)質問紙法
(4)課題検査
4.タイプAの研究領域
(1)心理・行動的側面からの研究
(2)生理的側面からの研究
第2章 タイプAの発達的研究
1.発達的研究の必要性
2.子どもにおけるタイプA測定法
(1)子どもの測定法の特徴
(2)MYTH
(3)Hunter-Wolf A-B評定尺度
(4)その他の検査
3.子どもにおけるタイプA研究
(1)タイプAの形成に関する研究
(2)タイプAの安定性
(3)成人と子どものタイプA特徴の類似性
4.本書(第Ⅱ~Ⅳ部)の概要と目的
第Ⅱ部 わが国におけるタイプAの発達的研究1-タイプA検査の作成―
第3章 幼児用タイプA検査の作成
1.幼児用検査の必要性
2.MYTHの邦訳と信頼性ならびに因子的妥当性の検討(研究1)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
3.日本版MYTHの構成概念的妥当性(研究2)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
4.研究1と2の全体的考察
5.MYTHを用いた分類基準ならびに幼児期における性差と年齢差
(研究3)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
第4章 成人用タイプA検査の作成
1.わが国におけるタイプA検査
2.検査仕様の決定と項目の作成
(1)検査仕様の決定
(2)項目の作成
3.KG-1号についての予備的調査(研究4-1)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
4.信頼性と因子的妥当性(研究4-2)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
5.再検査法による信頼性の検討(研究4-3)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
6.検査の構成概念的妥当性の検討
(1)妥当性研究の必要性
(2)構成概念の妥当性―精力的活動,時間切迫,行動の速さ強さの
検討(研究5-1)
(3)構成概念の妥当性―攻撃性の検討(研究5-2)
7.検査の実施と得点化の方法
第Ⅲ部 わが国におけるタイプAの発達的研究2―タイプAの形成過程の究明―
第5章 親子の関係とタイプA
1.タイプA特性における親子の類似性(研究6)
(1)目的
(2)方法
(3)結果および考察
2.親の養育態度と子どものタイプA特性
(1)タイプA特性をもたらす親の養育態度―導入的研究(研究7-1)
(2)タイプA特性をもたらす親の養育態度
―米国での研究のわが国への適用(研究7-2)
第6章 タイプA児の諸特徴
1.タイプA児の要求水準(研究8)
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
2.タイプA児の競争性(研究9)
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第7章 子どもを取り巻く養育環境―タイプA特性ときょうだい構成
(研究10)―
1.目的
2.方法
3.結果
4.考察
第8章 幼児期におけるタイプAの安定性(研究11)
1.目的
2.方法
3.結果および考察
第Ⅳ部 タイプAの形成についての仮説と今後の研究課題
第9章 タイプAの形成についての仮説
1.タイプA形成過程の整理と仮説提起の必要性
2.タイプA特性の一次的形成困
(1)遺伝要因の存在
(2)親の養育態度の重要性
(3)モデリングならびに同一視の可能性
3.タイプA二次的形成因の存在
(1)きょうだい構成,居住地域,社会経済的地位,性の影響因
(2)他の子どもとの競争事態の役割
4.タイプAの変型の存在
第10章 今後の研究課題とまとめ
1.今後の研究課題
(1)タイプA形成仮説の詳細な検討
(2)児童期の子どもへの研究の展開
(3)日本版検査の発展
(4)タイプAの予防と矯正
2.要約および結論
(1)日本版タイプA検査の作成
(2)タイプAの形成にかかわる幼児期のタイプA研究
(3)タイプAの形成過程についての推論(仮説)
あとがき
引用文献
資料
索引