ストレス対処の個人差に関する臨床心理学的研究
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緒 言
第1章 ストレス対処の個人差に関する従来の研究と問題の所在
第1節 はじめに:本研究の意義
第2節 基本的概念の定義:ストレス対処について
第3節 対処スタイルと対処方略に関する実験的研究の背景
第1項 対処反応に関する実験的研究の背景Ⅰ
:実験的に操作された対処方略を検討した研究について
第2項 対処反応に関する実験的研究の背景Ⅱ
:対処方略を強制選択させた結果から検討した研究について
第3項 対処反応に関する実験的研究の背景Ⅲ
:対処スタイルから検討を加えた研究について
1.ByrneのRepression-Sensitization尺度に関して
2.MCSDとMASを用いた測定方法について
3.Millerの尺度について
第4節 対処方略の分類に関する研究の背景
第5節 対処反応の個人差に対する臨床心理学的視点と研究の意義
第6節 対処スタイル研究における問題の所在
第2章 本研究の目的と意義
第1節 本研究の目的
第2節 本研究における基本モデル
第3節 対処の個人差に関する研究の臨床心理学的意義
第4節 本研究の構成
第3章 対処スタイルの測度の開発
第1節 本章の問題と目的
第2節 MCSD日本語版の作成と信頼性の検討【研究1】
第3節 MCSD日本語版の尺度特性に関する検討Ⅰ【研究2】
第4節 MCSDの尺度特性に関する検討Ⅱ【研究3】
第5節 まとめ
第4章 MCSDとMASによる対処スタイル測定に関する検討
第1節 本章の問題と目的
第2節 MCSDとMASによる対処スタイル測定の妥当性の検討【研究4】
第3節 まとめ
第5章 対処スタイルの個人差が実験ストレス下の諸不安反応に及ぼす影響
第1節 本章の問題と目的
第2節 面接ストレス下での各種不安反応と対処スタイルの個人差Ⅰ
:repressors,sensitizers,およびlow-anxious Ssの比較【研究5】
第3節 面接ストレス下での各種不安反応と対処スタイルの個人差Ⅱ
:repressors,sensitizers,low-anxious Ssおよびrepressive-anxious Ssの比較【研究6】
第4節 まとめ
第6章 対処スタイルと対処方略の選択頻度に関する検討
第1節 本章の問題と目的
第2節 対処スタイルと対処方略の好みに関する検討Ⅰ
:実験的対処場面における対処方略選択の好みに関する研究【研究7】
第3節 対処スタイルと対処方略の好みに関する検討Ⅱ
:日常生活の中のストレス場面における対処方略選択の好みに関する研究【研究8】
第4節 まとめ
第7章 特定の対処方略の採用がストレス反応に及ぼす影響
第1節 本章の問題と目的
第2節 Effortfulな対処方略が生理的覚醒の上昇に及ぼす影響Ⅰ【研究9】
第3節 Effortfulな対処方略が生理的覚醒の上昇に及ぼす影響Ⅱ【研究10】
第4節 主観的不安のMonitor頻度が不安の自己評定に及ぼす影響の検討【研究11】
第5節 まとめ
第8章 総括的考察
第1節 本研究の結果の要約
第2節 総括的考察Ⅰ:各対処スタイルの特徴について
第1項 repressorsの整理的な覚醒の上昇について
第2項 repressorsの主観的不安感の表出について
第3項 sensitizersの特徴について
第4項 repressors-sensitizers次元の再検討
第5項 low-anxious Ssにおける対処方略とストレス反応の特徴について
第6項 repressive-anxious Ssについて
第3節 総括的考察Ⅱ:対処スタイルの特徴とその臨床心理学的示唆
(1)repressorsについて
(2)sensitizersについて
(3)repressive-anxious Ssについて
(4)low-anxious Ssについて
第4節 総括的考察Ⅲ:まとめと今後の展望
第1項 対処スタイルおよび対処方略研究の臨床心理学的示唆
第2項 本研究の限界
第3項 今後の展望
第4項 おわりに
引用文献
あとがき