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教室における挙手の規定要因に関する研究

定価: 13,750 (本体 12,500 円+税)
小学生児童を対象とした教室内における挙手行動の規定要因を、質問紙調査、実際の教室内行動観察などさまざまな側面から検討した研究結果をまとめたものである。

【著者略歴】
藤生英行(ふじう ひでゆき)
1961年 東京都生まれ
1983年 埼玉大学教育学部卒業
1985年 東京学芸大学大学院修士課程教育研究科学校教育専攻臨床心理学講座修了
1992年 筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了(博士(心理学))
1992年 筑波大学心理学系文部技官
1993年 筑波大学心理学系助手
1995年 筑波大学心理学系講師(学校教育部勤務)
目次を表示します。
序文
刊行によせて
はじめに
第1章 序論(理論的検討)
 第1節 教室内の児童の挙手に関わる先行研究
 第2節 挙手を説明する理論の検討 
 第3節 挙手を規定する要因の理論的モデル 
第2章 挙手の意義に関する研究
 第1節 挙手に対する教師側からみた意義の検討(研究1)
 第2節 挙手に対する児童側からみた意義の検討(研究2)
 第3節 考察
第3章 挙手の主要規定要因の発達的検討
 第1節 挙手に関する場面共通自己効力の発達的研究(研究3)
 第2節 挙手に関わる認知要因の発達的検討(研究4)
 第3節 挙手に関する主要規定要因の発達的研究(研究5)
 第4節 考察
第4章 算数場面における挙手に関する検討
 第1節 算数場面の主要規定要因の挙手に及ぼす影響(個人内要因研究) (研究6)
 第2節 刺激文を用いた研究による妥当性に関する研究(研究7)
 第3節 算数場面の主要規定要因の挙手に及ぼす影響および場面の
     親近性について(個人間要因研究)(研究8)
 第4節 考察
第5章 学級会場面における挙手に関する検討
 第1節 学級会場面の主要規定要困の挙手に及ぼす影響および場面の親近性について(研究9)
 第2節 考察
第6章 主要規定要因以外の要因の検討
 第1節 内的要因の検討
  第1項 挙手と学業成績との関連性の検討(研究10)
  第2項 算数授業場面における答の確信度と主要規定要因の挙手
      に及ぼす影響および場面の親近性について(研究11)
 第2節 外的要因の検討
  第1項 挙手と社会的地位(人気)との関連性の検討(研究12)
  第2項 学級会場面における社会的地位と主要規定要因の挙手に
      及ぼす影響および場面の親近性について(研究13)
 第3節 教師・学級の要因に関する検討
  第1項 教師のリーダーシップ行動と挙手との関連性の検討(研究14)
  第2項 学級の雰囲気と挙手との関連性の検討(研究15)
  第3項 学級のモラールと挙手との関連性の検討(研究16)
 第4節 パス解析による挙手を規定する要因間の関連性の検討(研究17)
 第5節 考察
第7章 実際の授業場面を用いた検討
 第1節 算数授業場面における主要規定要因の挙手に及ぼす効果の検討
    (研究18)
 第2節 算数授業場面における主要規定要因および答の確信度の
     挙手に及ぼす効果の検討(研究19)
 第3節 学級会場面における主要規定要因の挙手に及ぼす効果の検討
    (研究20)
 第4節 学級会場面における主要規定要因と社会的地位の挙手に
     及ぼす効果の検討(研究21)
 第5節 考察
第8章 総合的考察
 第1節 総合的考察
 第2節 本研究の問題点と今後の課題
引用文献
謝辞
著者藤生英行 著
発行年月日1996年03月15日
頁数292頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0967-8