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微笑の発生と出生後の発達

微笑の発生と出生後の発達

定価: 20,900 (本体 19,000 円+税)
微笑の発生を胎生期に求め、生得的行動としての微笑が人とのかかわりを通して社会的行動としての微笑へと発達する生後2年間の過程を観察、実験により明らかにした。
目次を表示します。
第1章 理論的背景
 1-1 微笑がもつ意味 
 1-2 発達研究における胎児・乳児期の位置づけ
 1-3 人間の新生児・乳児はどのような存在か
 1-4 乳児の視知覚機構
 1-5 人との関係の形成
第2章 本研究の意義と目的
 2-1 微笑の発達に関するこれまでの研究と問題点
 2-2 研究の意義と目的 
第3章 用語の定義と観察の信頼性
 3-1 新生児期のStatesと行動の定義および観察の信頼性 
 3-2 乳児期の行動に関する定義と観察の信頼性 
 3-3 Ageに関連する用語の定義 
第4章 新生児・乳児期における微笑の発達
 4-1 新生児の自発的微笑(研究1)
 4-2 触覚刺激に対する微笑(研究2)
 4-3 聴覚刺激に対する微笑(研究3)
 4-4 人の顔に対する微笑(研究4)
 4-5 まとめ
第5章 微笑の発生
 5-1 未熟児を通してみた自発的微笑の発生過程(研究5)
 5-2 胎生期における自発的微笑の発生時期の特定(研究6)
 5-3 まとめ 
第6章 社会的相互交渉における微笑の発達(研究7)
    ―生後2年間の縦断的研究―
第7章 自発的微笑と外発的微笑の関係
 7-1 出生直後の自発的微笑とその後の微笑との関係(研究8)
 7-2 自発的微笑から社会的微笑への発達 (研究9)
 7-3 まとめ 
第8章 乳児の微笑を規定する要因
 8-1 本章全体の目的と方法論 
 8-2 立体・大人顔模型を用いた分析(研究10)
 8-3 平面・大人顔模型を用いた分析(研究11)
 8-4 立体・子ども顔模型を用いた分析(研究12)
 8-5 まとめ
第9章 微笑を喚起する要因としての顔の意味 
 9-1 顔要素(目・鼻・口)の効果(研究13)
 9-2 目が占める位置の効果(研究14)
 9-3 目玉の効果(研究15)
 9-4 超正常刺激としての目の効果(研究16)
 9-5 まとめ 
第10章 全体的考察
 10-1 微笑の発生
 10-2 外発的・社会的微笑の発達 
 10-3 人に対する微笑を引き起こす刺激特性 
 10-4 微笑の生物学的・心理学的意味 
引用文献
あとがき
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者高橋道子 著
発行年月日1995年03月31日
頁数454頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0935-7