幼児・児童における向社会的行動の動機づけ
帰属要因と感情要因の検討
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序論
第1章 帰属―感情モデルの背景となる理論
―対人認知理論、期待×価値論、感情理論の統合―
1節 社会心理学における対人認知理論―HeiderとKelley―
2節 期待×価値論―RotterとAtkinson―
3節 感情研究における認知の位置づけ
4節 対人認知理論、期待×価値論、感情理論の統合
1)期待×価値論から帰属―感情モデルへ
2)帰属―感情モデルの援助行動への適用
第2章 向社会的行動の定義と要因
1節 向社会的行動の定義と発達的検討
1)向社会的行動および関連用語の定義
2)幼児期、児童期における向社会的行動の定義
2節 向社会的行動の要因
3節 向社会的行動の要因のモデル化
1)意志決定モデルと発達モデル
2)各モデルの検討
4節 統制可能性次元の検討
1)概念の検討
2)条件操作の検討
第3章 本研究の目的と意義―向社会的行動の帰属―感情モデル―
第4章 向社会的行動の原因帰属に関する基礎的研究
1節 児童の向社会的行動の帰属要因における
統制可能性次元の位置づけ―自由記述による検討―
2節 幼児・児童の統制可能性の認知に関する研究
―努力、能力要因の関係の理解から―
3節 幼児の統制可能性の認知に関する研究
第5章 統制可能性の認知が向社会的行動に及ぼす効果に関する研究
1節 統制可能性の認知および帰属傾向が寄付行動に及ぼす影響
研究Ⅰ 児童用原因帰属尺度の作成
研究Ⅱ 統制可能性の認知と帰属傾向が寄付行動に及ぼす効果
2節 統制可能性の認知とコストが寄付行動に及ぼす効果
第6章 感情推論と、援助行動の判断および援助方略の関係
1節 感情推論と援助行動の判断の関係(分析Ⅰ)
2節 感情推論と援助方略の関係(分析Ⅱ)
第7章 統制可能性および感情推論と、援助行動および援助方略の関係
1節 統制可能性および感情推論と、援助行動の関係(分析Ⅰ)
2節 統制可能性と援助方略の関係(分析Ⅱ)
3節 統制可能性の認知が、感情および寄付行動に及ぼす効果
4節 統制可能性の認知と、感情推論および援助行動の関係
第8章 全体的考察と今後の課題
引用文献
資料
後書き