生物概念の獲得と変化
幼児の「素朴生物学」をめぐって
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- 目次を表示します。
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第1章 問題:幼児は「生物学」を持っているか?
第2章 生物と無生物を区別できるか?
生物学的属性付与の発達的変化(実験2-1)
植物と無生物の区別(実験2-2)
結論
第3章 人間との類推による動植物の理解
擬人化による類推の存在とその効用(実験3-1)
擬人化による類推を抑制する要因(実験3-2)
擬人化による類推の効用と限界(実験3-3)
一般的討論
第4章 飼育動物についての知識を使った類推
飼育動物との類推による未知の動物の理解(実験4-1)
飼育動物との類推と人間との類推の併用の効果(実験4-2)
結論
第5章 非意図的な因果的説明
制御可能性からみた心と体の働きの区別(実験5-1)
身体機能についての説明の発達(実験5-2)
生気論的因果による説明への選好(実験5-3)
生物学的現象と心理的現象に対する因果的説明の弁別的適用
(実験5-4)
結論
第6章 幼児期以降の発達
人間との類似性に基づく推論様式の発達的変化:
集団データの分析(実験6-1)
個人データの分析(実験6-2)
カテゴリ内の類似性の効果(実験6-3)
成人における類似性に基づく推論(実験6-4)
結論
第7章 結論
実験結果の要約
幼児の日常的生物学の特徴:利点と限界
教育への示唆
引用文献
生物概念研究の最前線―あとがきにかえて
謝辞