人間精神学序説
自他統合の哲学的心理学の構築とその応用
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序章 人間精神学の提唱
Ⅰ.人間精神学とは何か
Ⅱ.各章の概要と人間精神学に対する意義
第1章 哲学を取り戻すべき心理学
―人間「精神」の心理学構想―
Ⅰ.哲学を欠いた心理学
Ⅱ.精神の弁証法的二重性
Ⅲ.心理学のための哲学
Ⅳ.人間「精神」の心理学モデル
Ⅴ.おわりに
第2章 人間精神の心理学モデルによる精神病理の解釈
Ⅰ.問題と目的
Ⅱ.人間精神の心理学モデルの提示
Ⅲ.モデルによる精神病理学的解釈
第3章 精神分裂病の基本障害と諸症状
―自己・他己双対理論による了解の試み―
Ⅰ.問題と目的
Ⅱ.「自己・他己双対理論」とそれによる二大精神病の解釈
Ⅲ.自己・他己双対理論による分裂病の基本障害の了解
Ⅳ.自己・他己双対理論による分裂病の精神機能別症状
第4章 人間響育要諦
―教師と親のための指針―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.人間響育要諦十ケ条
Ⅱ.各条の解説
Ⅳ.おわりに
第5章 『ユング心理学』ノート
―自己・他己双対理論を通して見えたもの―
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.ヤコービ『ユング心理学』を素材とした理由
Ⅲ.JungとFreudとの相違
Ⅳ.Jungの個人的無意識と集合的無意識
Ⅴ.Jungの限界
Ⅵ.Jungのその他の理論と概念
Ⅶ.真の克服に至る道
Ⅷ.筆者の無意識論
第6章 オールポート『人格心理学』の
「自己・他己双対理論」による克服とその発展
Ⅰ.問題と目的
Ⅱ.Allportの基本的立場と問題点
Ⅲ・中塚の「自己・他己双対理論」の紹介とオールポートの限界の克服
Ⅳ.その他の問題の検討
第7章 自己・他己検査の尺度の構成
Ⅰ.問題と目的
Ⅱ.方法
Ⅲ.結果と考察
Ⅳ.今後の課題