聴覚障害児教育における言語指導に関する研究
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はしがき
第1章 序論
1 本研究の位置付け
1-1 聴覚障害児教育における言語指導
1-2 問題の位置付け
2 本研究の目的と意義
2-1研究におけるパラダイム
2-2 問題の所在と本研究の構成
3 情報処理的アプローチによる言語行動の分析
3-1情報処理論による言語行動の分析
3-2 乳幼児におけるコミュニケーションの発達に関する実験的研究
3-3 言語指導の展開と文構造の形式的分析
3-4 聴覚障害児における言語行動の分析と言語指導に関する考察
第2章 聴覚障害児教育における言語メディアに関する実験的研究
1 音声の超分節的要素による情報伝達
1-1 助詞/wa/の意味と超分節的要素に関する研究
1-2 叙法のイントネーションによる弁別と基本周波数の分析
1-3 音読の聞き易さとイントネーションの物理的要素に関する研究
1-4 育児語のイントネーションに関する音響学的分析
1-5 構音の治療教育と文の理解に関する縦断的研究
2 残存聴力の活用と言語発達に関する実験的研究
2-1 高度難聴児のための補聴器のイヤモールドに関する研究
2-2 残存聴力の活用と語音のカテゴリー判断に関する研究
2-3 語音のカテゴリー判断における無作為反応に関する研究
2-4 語音聴取と語音カテゴリー検査に関する研究
2-5 聴力のダイナミックレンジと語音聴取に関する研究
2-6 語音聴取と語音カテゴリー判断に関する発達的研究
2-7 補聴器装用と語音聴取能力に関する発達的研究
2-8 語音聴取と文理解に関する発達的研究
3 読話と手話の情報伝達に関する実験的研究
3-1 読話パターンの物理的分析に関する研究
3-2 読話による情報伝達に関する研究
3-3 指文字のintelligibilityと情報伝達に関する研究
4 言語獲得と言語メディアの受容に関する考察
第3章 聴覚障害児における言語の認知に関する研究
1 聴覚障害児における文の認知に関する実験的研究
1-1 聴覚障害児におけることばの記憶に関する研究
1-2 聴覚障害児における文の繰り返し読みと理解に関する研究
2 聴覚障害児における文理解の評価に関する実験的研究
2-1 文の再生率と絵のポインティング率に関する研究
2-2 強制選択課題における無作為反応に関する研究
2-3 文の再生率による理解の評価に関する研究
2-4 文の複雑さの定量化に関する研究
3 文理解の評価に関する情報処理論的考察
第4章 文理解の発達に関する研究
1 文形式の理解に関する実験的研究
1-1 健常児の関係節構文の理解に関する研究
―文理解における情報処理と格助詞に関する考察―
1-2 健常児における結合子「なのに」「けれども」「しかし」の理解
に関する研究
1-3 健常児における条件文の理解に関する研究
1-4 健常児における特殊条件文の理解に関する研究
1-5 健常児における「思う」文の理解に関する研究
1-6 健常児の文理解における「時制」に関する研究
2 聴覚障害児における内容語の意味に関する発達的研究
2-1 健常児と聴覚障害児における内容語の理解に関する研究
2-2 健常児と聴覚障害児における比喩理解と内容語の多義的理解に関
する研究
3 聴覚障害児における言語発達に関する情報処理論的考察
第5章 聴覚障害児教育における言語指導過程に関する分析と実験的研究
1 聴覚障害児教育における言語情報の指導に関する実験的研究
1-1 言語指導の展開に関する情報処理論的分析
1-2 聴覚障害児に対する内容語の意味的カテゴリーと問いかけの
「ことば」の指導に関する実験的研究
1-3 機能語の指導における評価と指導手続きに関する研究
1-4 格助詞「が」と「を」、「に」の指導における学齢と獲得に関す
る研究
2 聴覚障害児教育における言語指導の実践に関する情報処理論的考察
第6章 総括
1 言語メディアの情報伝達と言語指導に関する考察
2 言語力の形成と指導の展開に関する情報処理論的考察
3 むすび
参考文献
あとがき