博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

集団の自己調整システムに関する研究

定価: 13,200 (本体 12,000 円+税)

集団の目標追求過程を動的システムの観点から解明するため行った実験的研究の成果を、フィードバックやフィードフォワードの効果等を中心に収録した労作。

【著者略歴】
太田雅夫(おおた まさお)
名古屋大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、同大学助手、文部省調査局係長、国立教育研究所主任研究官を経て、金沢大学教育学部助教授
現在、金沢大学教育学部教授、教育学博士(名古屋大学)
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
まえがき
第1章 集団のシステム研究の経緯
 第1節 集団システム研究の背景
 第2節 集団システム研究の理論的方向
第2章 集団の目標追求過程に関する従来の研究
 第1節 集団目標の意義
 第2節 Zanderによる集団要求水準と対処行動に関する研究
  研究1 個人と集団の要求水準に関する研究(1963)
  研究2 集団要求水準に及ぼす社会的影響に関する研究(1964)
  研究3 集団要求水準の決定因としての観察者の期待に関する研究
     (1965)
  研究4 中心的成員と周辺的成員が選択する集団要求水準に関する研究
     (1965)
  研究5 集団の強さおよび達成可能な集団要求水準に対する願望の研究
     (1965)
  研究6 成員のテスト不安と能力に関する研究(1966)
  研究7 集団課題の困難性および集団的対処行動についての研究(1964)
 第3節 Zanderの研究における諸理論
第3章 集団の自己調整システムに関する研究
 第1節 理論と方法
 第2節 実験的研究
  (1)加算作業集団におけるフィードバック情報と
    フィードフォワード情報の効果に関する実験
   ① 小学生集団の実験
    目的
    方法
    結果
    考察
   ② 大学生集団の実験
    目的
    方法
    結果
    考察
  (2)加算作業集団におけるフィードバック情報とフィードフォワード
    情報の効果と原因帰属への影響に関する実験
    目的
    方法
    結果
    考察
  (3)抹消作業集団におけるフィードバック情報とフィードフォワード
     情報の効果に関する実験
    目的
    方法
    結果
    考察
  (4)討議集団におけるフィードバック情報の効果に関する実験
    目的
    方法
    結果
    考察
  (5)スイッチ断続作業集団のフィードバック情報の効果に関する研究
    目的
    方法
    結果
    考察
第4章 個人の自己調整に関する研究
    目的
    方法
    結果
    考察
第5章 要約と残された問題
 第1節 要約
 第2節 残された問題
参考文献
付表
著者太田雅夫 著
発行年月日1993年04月15日
頁数252頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0843-5