記憶の構造と検索過程
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序
はじめに
第Ⅰ部:序論
第1章 記憶構造に関する基本仮定と本論文の構成について
第2章 記憶構造に関する研究の歴史的要約
§1 記憶システムの構造としての記憶構造
1.記憶の二元構造モデル
2.記憶の一元構造モデル
§2 短期記憶内の情報の構造
§3 長期記憶内での記憶要素ならびに事象間の構造
1.自己指定記憶モデル
2.記憶のネットワーク構造モデル
§4 記憶の体制化と同義の構造
第3章 自由放出および自由想起過程に関する研究の歴史的考察と問題設定
§1 自由放出法を用いた研究
§2 自由放出および自由想起過程
§3 検索手がかりと想起
§4 単一および多試行自由放出・自由想起過程の特色
第4章 再認記憶の検索過程に関する研究の歴史的考察と問題設定
第5章 意味記憶に関する研究の歴史的考察と問題設定
§1 エピソード記憶と意味記憶
§2 意味記憶のネットワークモデルとその問題点
§3 意味記憶の集合論的モデルとその問題点
§4 意味素性比較モデルとその問題点
§5 プライミング効果
第6章 研究方法の検討
§1 自由放出法
§2 固定セット法
1.心理測度としての反応潜時の意味
2.Sternbergの記憶検索法
3.直列的走査と並列的走査
4.悉皆走査と自動打切り走査
5.固定セット法の実験方法
§3 系列予想法
§4 意味記憶の研究方法
1.意味記憶の実験方法
第7章 本論文で使用する用語の概念規定
第Ⅱ部:自由放出法によるカテゴリー内項目の検索過程の分析
第8章 比較的大きなカテゴリー内項目の検索過程の分析Exp.1
第9章 多試行自由放出事態での想起量増大メカニズムの解明Exp.2,3
第10章 既知の花名の数と想起割合Exp.4
第11章 自由放出に及ぼすエピソード的意味手がかりの効果Exp.5,6
第12章 自由放出に及ぼす意味論的検索手がかりの効果Exp.7
第Ⅲ部:再認法を用いたカテゴリー項目の検索過程の分析
第13章 再認に及ぼす客観的検索手がかりの効果Exp.8,9
第14章 カテゴリーおよび非カテゴリー項目の検索過程の分析Exp.10
第15章 主観的カテゴリー項目の検索過程の分析Exp.11,12,13
第Ⅳ部:意味記憶の構造と検索過程の分析
第16章 意味記憶の構造モデルの検討Exp.14
第17章 意味記憶の検索に及ぼす典型性の効果Exp.15
第18章 意味記憶の検索に及ぼす刺激提示様式の効果Exp.16
第19章 意味記憶の検索に及ぼすプライミングの効果Exp.17
第Ⅴ部:総括
第20章 新たな発見とまとめ
第21章 記憶の構造・検索モデルの設計
§1 エピソード記憶・意味記憶研究と本研究の関係
§2 従来のモデルにおける短期記憶と作業記憶の関係
§3 短期記憶と作業記憶の概念規定に関する議論
§4 記憶過程のコントロールと作業記憶に関する議論
§5 記憶の構造・検索モデル設計の基本的視点
§6 記憶の構造・検索モデル
1.短期記憶(Short-Term Memory:STM)
2.作業記憶(Working Memory:WM)
3.長期記憶(Long-Term Memory:LTM)
4.長期記憶への情報の書き込みと読み出し
第22章 記憶の構造・検索モデルによる検索過程の解明
§1 自由放出過程の情報検索モデル
§2 再認記憶の情報検索モデル
1.固定セット法使用時の情報検索モデル
2.系列予想法使用時の情報検索モデル
§3 意味記憶の情報検索モデル
§4 記憶の構造・検索モデルの特色と評価
第23章 今後の問題とその展開
引用文献
おわりに
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