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青年期における孤独感の構造

定価: 8,800 (本体 8,000 円+税)
実証的手法により青年期の孤独感の構造を解明し孤独感の類型化を行った。一生の孤独感も明らかにし、その観点から青年の孤独を分析。付録として日記分析を収録。

【著者略歴】
落合良行(おちあい よしゆき)
1972年 東京教育大学心理学科卒業
1975年 同大学院博士課程中退
1986年 教育学博士(筑波大学)
現在 筑波大学心理学系教授

専攻 青年心理学
目次を表示します。
まえがき
第1章 孤独感研究の展望と本研究の問題
 第1節 青年の生活感情としての孤独感
 第2節 孤独感に関する心理学的な実証的研究
  1 孤独感に関する実証的研究の現状
  2 従来の孤独感に関する実証的研究の問題点
 第3節 本研究の立場
  1 本研究での孤独感の定義
  2 本研究での孤独感理解のための接近方法
 第4節 本研究の構成
第2章 青年期における孤独感の規定困構造の解明
 第1節 孤独感の規定因構造
  1 孤独感の規定因に関する探索(調査1)
  2 孤独感の規定因に関する分析(調査2)
 第2節 孤独感の規定因構造の青年期内での発達的変化(調査3,4)
 第3節 孤独感の規定因構造からみた一生の各時期との比較による青年期の
孤独感の特徴(調査5,6)
第3章 青年期における孤独感の類型
 第1節 孤独感の類型に関する検討
  1 類型化に関する検討(調査7)
  2 類型判別尺度の作成(調査8)
  3 各類型の特徴に関する検討(調査9,10)
 第2節 類型からみた孤独感の発達的変化(調査11)
第4章 生活感情の関連構造からみた孤独感
 第1節 生活感情の関連構造からみた青年期の孤独感の分析
  1 青年期の代表的生活感情の選定(調査12)
  2 生活感情の関連構造からみた孤独感(調査13)
 第2節 生活感情の関連構造からみた孤独感の青年期内での発達的変化
    (調査14)
 第3節 生活感情の関連構造からみた一生の各時期との比較による青年期の
     孤独感の特徴(調査15)
第5章 青年期における孤独感の構造と人格形成
 第1節 孤独感と人格形成との関係に関する研究
 第2節 本研究での実証的研究の結果と人格形成とのかかわり 
 第3節 本研究の問題点と今後の展望
付録 青年期における人格形成上での孤独感の否定的役割
文献
著者落合良行 著
発行年月日1989年02月16日
頁数214頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0721-6