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固執と抑制の諸問題

固執と抑制の諸問題

定価: 9,680 (本体 8,800 円+税)
自然科学的な心理学の立場に立って現代科学に対する疑問を投げかけつつ、心理学の量化の擁護を中心として論をすすめ、学習心理学の基礎的研究に指針を与える。
【この書籍は品切です。重版は未定です(2011.11.25)】

【著者略歴】
川村 幹(かわむら みき)
昭和33年、東京大学大学院教育心理学専門課程博士課程修了。長野県短期大学講師、横浜市立大学文理学部助教授、新潟大学教育学部教授を経て、現在国士舘大学教養部教授。
目次を表示します。
序文
まえがき
序章 反対因子過程理論及び条件づけられた反対国子理論と本著の概要
第1章 心理学の量化の問題―反科学論に対する反論と心理学の量化の擁護―
 第1節 心理学の量化に対する批判
   (i)はじめに
   (ⅱ)Aristotle(アリストテレス)に仮託したRiezlerの量的言語の
      批判
   (ⅲ)Goethe(ゲーテ)の量的方法についての批判
   (ⅳ)Schlickの心理学における分類概念の主張
   (ⅴ) Browerの提起する心理学の量化の問題
 第2節 心理学の量化の擁護
   (i)法則の価値に関連して
   (ⅱ)実験的方法と量的法則の有効性
   (ⅲ)量的概念と測定
   (ⅳ)量的方法を取り入れる理由とその長所
   (ⅴ)言語についての魔術的見解
   (ⅵ)CarnapのGoethe(ゲーテ)評
 第3節 著者の見解
   (i)科学哲学におけるウィーン・シカゴ学派について
   (ⅱ)物理主義と心理学と著者の立場
   (ⅲ)著者のGoethe(ゲーテ)評
   (ⅳ)著者のBrower評
 第4節 結論
第2章 反対因子過程理論を支持する研究―修正と量化―
  第1節 はじめに
  第2節 UCSにあらかじめさらす現象と基礎実験
  第3節 減衰効果の背景妨害説明
  第4節 Schull(1979)の条件づけられた反対因子理論の著者の適用
  第5節 あらかじめさらされるUCSに関する制御の欠如と減衰効果
  第6節 恐怖の反動因のCRと減衰効果
  第7節 修正された反対因子過程理論による説明
  第8節 著者による説明 
  第9節 嫌悪条件づけのための若干の含意
  第10節 著者の見解
第3章 強化の分析
  第1節 はじめに
  第2節 区別を示す刺激としての強化因子
   (i)はじめに
   (ⅱ)反応の数の効果
   (ⅲ)強化因子の時間の配分の効果
   (ⅳ)異なる強化因子による区別を示す統制
   (ⅴ)割合予定表の強化後中断
  第3節 条件抑制刺激としての強化因子
  第4節 無条件抑制刺激としての強化因子
  第5節 HarzemとHarzem(1981)の実験
      ―CRF予定表の強化後中断―
   (i)はじめに
   (ⅱ)第1実験
   (ⅲ)第2実験
   (ⅳ)第3実験
  第6節 強化因子の数量と行動
  第7節 強化の理論―強化因子の刺激効果―
  第8節 抑制の生物学上の有用性
  第9節 著者の見解
   (i)反対因子過程理論とHarzemとHarzem(1981)の強化の理論との
      優劣
    (a)b過程は抑制過程か
    (b)強化因子として作用する刺激の抑制効果は強化の後に起こる
       中断にのみ観察されるか
    (C)結論
   (ⅱ) 結論
    (a)第1節で提起した問題について
    (b)若干の論議について
第4章 著者の実験―反対因子過程理論乃至著者の強化の仮説と探索動因―
  第1節 目的
  第2節 一般的な方法 
   (i)装 置
   (ⅱ)被験動物
  第3節 第1実験の方法
   (i)被験動物
   (ⅱ)実験手続き
  第4節 第2実験の方法
   (i)被験動物
   (ⅱ)実験手続き
  第5節 結果と考察(1)
  第6節 結果と考察(2)
第5章 反対因子過程理論に照らした動機づけ現象の分析
    ―常用癖と薬を用いてのA状態とB状態の刺激―
引用文献 
あとがき
用語及び記号解説索引
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者川村幹 著
発行年月日1987年04月15日
頁数422頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0676-9