本邦中世までにおける孟子受容史の研究
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はしがき
凡例
序篇
一 研究の発端
二 伝来と受容及び外証と内証
三 内容の概略
上篇 古代における孟子受容史
第一章 漢籍の渡来とその受容
第一節 大和飛鳥時代
一 最初期(応神朝前後)
二 第二期(推古朝前後)
三 第三期(孝徳朝前後)
四 第四期(持統朝前後)
第二節 奈良時代
一 古事記・日本書紀
二 留学生と漢籍の伝来
三 古記及びその他 附 玉篇の佚文について
四 懐風藻と万葉集
五 続日本紀
第二章 他の漢籍による孟子受容
第一節 経書注疏からの受容
第二節 その他の漢籍からの受容
第三章 孟子受容の具体的成果
第一節 大和飛鳥奈良時代
一 聖徳太子の文章
二 日本書紀その他
三 続日本紀
四 古記の引用その他
第二節 平安時代
一 初中期の文献
二 中・末期
三 藤原頼長
四 通憲と頼業
第三節 孟子の伝来について
中篇 鎌倉南北朝期に於ける孟子受容史
第一章 叢林に於ける孟子受容
第一節 初期の留学僧と帰化僧
一 初期の留学僧
二 初期の帰化僧
第二節 虎関及びその他
一 虎関以前
二 虎関師錬
第三節 夢巖と中巖
一 夢巖祖応
二 中巖円月
第四節 義堂及びその他
一 義堂周信
二 その他
第二章 宮廷公卿に於ける孟子受容
第一節 当代初期の成果
第二節 花園天皇
一 宸記
二 誡太子書
第三節 玄恵と親房
一 玄恵法印 附 往来物について
二 北畠親房
第四節 その他当代の文献
第三章 宋学の伝来について
第四章 孟子の古鈔本について
下篇 室町時代に於ける孟子受容史
第一章 叢林に於ける孟子受容
第一節 岐陽及びその他
一 岐陽方秀
二 その他
第二節 瑞溪及びその他
一 瑞渓周鳳
二 その他
第三節 横川及びその他
一 横川景三
二 その他
第四節 桂庵と景徐
一 桂庵玄樹
二 景徐周麟
第五節 月舟及びその他
一 月舟寿桂
二 その他
第二章 朝廷幕府に於ける孟子受容
第一節 皇室歴代の好学
第二節 公卿の碩学
一 花山院長親
二 東坊城秀長
三 一条兼良
四 三条西実隆
五 藤原長英
第三節 将軍家及びその近臣の孟子受容
第三章 博士家における孟子受容
第一節 漢籍の購読
一 経書類
二 史書類
三 子集類
第二節 孟子の購読
第三節 孟子御読の禁忌について
第四節 清家の孟子学について
第四章 孟子古鈔本及び孟子抄
第一節 孟子の古鈔本
第二節 孟子抄
第五章 地方に於ける孟子受容
一 北陸地方
二 大内氏―中国地方
三 薩南の学
四 海南の学
五 足利学校
第六章 その他の文献に於ける成果
終篇
関係系図
孟子受容史年表
索引