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成蹊大学人文叢書7探究するファンタジー

神話からメアリー・ポピンズまで

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)

ファンタジーの要素の系譜を歴史の中に辿る。

【執筆者紹介】
吉田敦彦(よしだ あつひこ)
学習院大学名誉教授。神話学。

三浦國泰(みうら くにやす)
成蹊大学文学部教授。ドイツ文学・芸術理論。

多ケ谷有子(たがや ゆうこ)
関東学院大学文学部教授。中世英文学、比較文学、比較文化学。

田辺春美(たなべ はるみ)
成蹊大学文学部教授。英語史、中英語。

正岡和恵(まさおか かずえ)
成蹊大学文学部教授。イギリス・ルネサンス期の文学。

伊藤盡(いとう つくす)
信州大学人文学部准教授。英語史、古北欧語。

大熊昭信(おおくま あきのぶ)
成蹊大学文学部教授。イギリス文学。

遠藤不比人(えんどう ふひと)
成蹊大学文学部准教授。イギリス文学、文化理論。
※刊行当時のものです※
目次を表示します。
第一章 神話とファンタジーの始まり―西洋と日本―  吉田敦彦
第二章 ニーベルンゲンの系譜―その循環構造―   三浦國泰
第三章 聖杯探求におけるファンタジー  多ヶ谷有子
第四章 中世英国ロマンス『オルフェオ卿』と『ローンファル卿』の構造分析  田辺春美
第五章 “There's magic in thy majesty”―『冬物語』における彫像の魔術―  正岡和恵
第六章 トールキンのファンタジー―創造力の源泉としての中世英語・北欧語文献学―  伊藤盡 
第七章 メアリー・ポピンズは魔女か―ファンタジーとしての児童文学の転覆的効果―  大熊昭信
第八章 精神分析とファンタジー/幻想―カズオ・イシグロ「ある家族の夕餉」における「臍」―  遠藤不比人
あとがき
著者成蹊大学文学部学会 編
発行年月日2010年03月31日
頁数300頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-1794-9