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川端康成と三島由紀夫をめぐる21章

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)

モダニズムをくぐり抜けてきた川端康成と古典主義を信条とする三島由紀夫、同じ昭和時代後半を活躍の舞台とした両者の作品を綿密に読み直し、相互照射の期待を込めて論じる。

【著者略歴】
瀧田夏樹(たきた なつき)
1931年 台北市に生まれる。
1956年 東京大学文学部国語国文学科卒業。
1964年 東京大学大学院修士課程(独語独文学専攻)卒業。
    熊本大学法文学部講師を経て、現在、東洋大学文学部教授。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。

1 「かなしみ」と「虚無」
2 「文芸時代」 
3 「文学界」 
4 「英霊の遺文」と「英霊の声」
5 雪    
6 「春の雪」  
7 『豊饒の海』  
8 虚無の庭 
9 「美のかたち」
10 『雪国』  
11 『舞姫』―家長の問題  
12 『山の音』―尾形家の再生
13 『千羽鶴』
14 「波千鳥」
15 『みづうみ』と『眠れる美女』
16 『仮面の告白』から『禁色』へ
17 「たんぽぽ」 
18 「美しい日本の私」
19 「喜びの琴」から『太陽と鉄』へ
20 二つの「激論」
   その一  東大全共闘と対して
   その二 「自衛隊」と対して
21 「わが友ヒットラー」
初出一覧
対照略年譜
あとがき
著者瀧田夏樹 著
発行年月日2002年01月31日
頁数220頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-1296-8