古典に近づく文法
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古典に近づく文法
緒言
前編 古文を読む基礎としての文法私見
第一章 成存立につながる意味の助動詞-「つ・ぬ」「たり・り」「ず・ざり」「き・けり」の意味-
一 「タ」や「テイル」の意味にとれない「つ」「ぬ」
二 用言語を括る意味が「つ」「ぬ」の有無に拘らず同じようにとれる場合
三 「つ」「ぬ」「ず」 の意味
四 成立・存立の意味の幅
五 「つ」「ぬ」「ず」の具体的な意味
六 分出
七 「たり」「り」の意味
八 「ざり」の意味
九 「き」の意味
一〇 「けり」 の意味
一一 成存立につながる意味の位置づけ
第二章 係りの「ほ」「も」の意味・職能
第三章 「だに」「すら」「さへ」 の意味・職能
第四章 語源と語義・語法の相即三題
「ばかり」の場合
「いづら」の場合
「らむ」の場合
第五章 敬虔語
第六章 いろは歌結句の訓釈とあそひ歌の解釈
後編 古典文学文法の考察
序
第一章 「すがた」の意味
一 「すがた」の後代の用例二種
二 「さま」と「体」の源流
三 古今序の「さま」の意味
四 古今序の和歌六義の意味
五 「さま」から「すがた」へ
第二章 文学文法の渕源
第三章 文学文法の諸手法
一 双事法
二 連係法
三 連鎖法
四 重層法
五 序法
六 置換法
七 依拠法
八 省略法
九 代行法
一〇 呼応法.
一一 係承法
一二 前進法
一三 短絡法
一四 諸手法の併用
第四章 慣用語句
巳然形-や
数かく
数々に
AはBなりけり
〇〇は
××とはなしに
「あらねども」と「あらなくに」
もろともに・もろ声に
思ふには
思ひけるかな
後編引用歌句索引