アイヌ民族の言語復興と歴史教育の研究
教育から考える先住民族とエンパワーメント
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序章
第1節 研究の背景と目的
第2節 研究の意義
第3節 研究視点と展開
第4節 先行研究
第5節 本書の着想
註
第1章 アイヌ教化とアイヌ民族
はじめに
第1節 アイヌ教化とアイヌ民族
(1)幕藩期のアイヌ支配の構造
(2)明治期の教化政策
第2節 アイヌ教育政策とアイヌ語の衰退
(1)「旧土人児童教育規程」の成立とその性格
(2)吉田 巌の教育実践とアイヌ語教育
(3)「旧土人児童教育規程」とアイヌ語衰退との関連
まとめ
註
第2章 「危機言語」としてのアイヌ語とアイヌ語の復興
はじめに
第1節 「消滅の危機に瀕した言語」としてのアイヌ語
(1)「危機言語」としてのアイヌ語
(2)言語権の重要性
第2節 アイヌ民族とアイヌ語学習
(1)アイヌ民族にとってのアイヌ語
(2)アイヌ語学習の方法
(3)アイヌ語教室とアイヌ語の復興
まとめ
註
第3章 メディア利用によるアイヌ語復興とアイヌ・コミュニティの再生
はじめに
第1節 『アイヌタイムズ』とアイヌ語表現
(1)『アイヌタイムズ』とは
(2) 現代事象に対するアイヌ語表現とその対応
第2節 アイヌ・メディアとしての「FM二風谷放送」
(1)「FM二風谷放送」とは
(2)放送教育としてのアイヌ語プログラム
(3)コミュニティ・メディアとしての機能と役割
まとめ
註
資料
第4章 アイヌ民族をめぐる教育
はじめに
第1節 アイヌ民族の教育問題への取り組み
(1)学校教育に対する北海道ウタリ協会(現、北海道アイヌ協会)の取り組み
(2)「アイヌ新法」に見る教育上の要求
第2節 アイヌ民族と教育権の保障
(1)アイヌ民族の置かれている教育的現状
(2)アイヌ民族の子どもたちの受けてきた教育
(3)アイヌ民族の教育を受ける権利
まとめ
註
第5章 アイヌ民族をめぐる歴史教育
はじめに
第1節 戦後の学校教育とアイヌ民族
第2節 アイヌ民族に関する教科書記述と教室活動
第3節 学校教育における歴史理念とアイヌの歴史実践比較
まとめ
註
第6章 アイヌ民族と副読本の歴史認識
はじめに
第1節 アイヌ民族と歴史教育
(1)戦前の歴史教育
(2)戦後の歴史教育とアイヌ民族
第2節 北海道内社会科副読本
(1)アイヌ民族の社会科副読本との関わり
(2)道内社会科副読本の研究
第3節 『アイヌ民族副読本』と歴史認識
(1)『アイヌ民族副読本』の作成と内容
(2)『アイヌ民族副読本』と開拓史観
まとめ
註
第7章 アイヌ民族の文化復興活動と先住民族の権利
はじめに
第1節 1980年以降のアイヌ民族活動の展開
(1)1980年代の動向
(2)1990年代の動向
(3)2000年代の動向
第2節 アイヌ民族の文化と教育の権利
(1)教育問題と国際法規からみるアイヌ民族の集団的な権利
(2)「二風谷ダム裁判」からみる文化享有権
(3)「アイヌ文化振興法」と「先住民族の権利宣言」の比較
まとめ
註
終章
第1節 本研究のまとめ
第2節 今後の展望と課題―アイヌ民族教育機関設立に向けて―
(1) アイヌ民族の学校教育ニーズ
(2) 学会等におけるアイヌ民族教育機関の研究
まとめ
註
参考文献
あとがき