学校秩序回復のための生徒指導体制モデル
定価:
3,080
円(本体
2,800
円+税)
- 目次を表示します。
-
第1章 序論
第1節 背景
1.はじめに
2.社会背景
3.学校における暴力行為の過去と現状
4.問題行動とは:問題行動の定義
5.学校の秩序について:学校秩序の定義
6.問題の所在
7.特定の個人に頼る取組
第2節 研究の目的と意義
1.研究の目的
2.学校経営としての生徒指導 組織で取り組む
3.問題行動を対象とした先行研究について
4.学校秩序回復に関する学校規模の研究について
5.米国における学校での問題行動について
6.研究の意義
第2章 仮説
第1節 学校の秩序を回復させるための要素について
1.学校の秩序を回復させるための要素の抽出
2.国内の秩序を回復した学校の実践から
3.米国の小中学校における生徒の問題行動を減少させる取り組み
第2節 学校秩序を回復するための要素
1.教師の統一された指導
2.指導の基準となるルール
3.認める指導
4.学校規模での実施
5.仮説
第3節 学校秩序状態の尺度案
1.学校秩序の尺度の必要性
2.学校秩序の尺度案作成のためのアンケート調査
3.アンケートの処理と問題行動の質の分類
4.修繕費による判断
第3章 仮説検証のための教育実践
第1節 仮説を元にしたモデルによる教育実践1
1.教育実践1 SWPBSの体制を一部導入し改変して実施
2.調査対象および調査期間
3.問題行動が多発した学年生徒の特徴とその状況
4.特定の学年に問題行動が多発した原因について
5.ベースラインについて
6.学校規模での実施について
7.指導の基準となるルール(形成したい行動のレパートリーについて)
8.オリエンテーションについて
9.行動修正の方法について
10.認める指導(強化)について
11.効果の測定について
12.結果
13.教育実践1に対する考察
第2節 仮説を元にしたモデルによる教育実践2
1.教育実践2 生徒指導体制の4要素を取り入れた大規模校での実施
2.調査対象および調査期間
3.学校規模での実施について
4.指導の基準となるルールづくりについて
5.生徒指導のスタンダードづくりについて
6.認める指導について
7.行動修正の方法について(問題行動の指導)
8.実施にあたって
9.結果
10.教育実践2に対する考察
第3節 全体考察と教育実践の結論
1.全体考察
2.教育実践の結論
第4章 スタッフトレーニング
第1節 生徒指導体制モデル試案の導入と学校経営
1.生徒指導体制モデル試案導入のプロセスについて
2.スタッフトレーニングと管理職の役割
3.スタッフトレーニングの要素
4.スタッフトレーニングのプロセス
第2節 モデル試案導入による教師の変容
1.教師の変容の調査について
2.教師のインタビュー調査から
3.スタッフトレーニングモデル試案の結果と考察
第5章 生徒指導体制およびスタッフトレーニングモデルの試案
第1節 生徒指導体制の構成要素について
1.モデル試案を構成する要素について
2.(a)学校規模での実施について
3.(b)指導の基準となるルールについて
4.(c)生徒指導のスタンダード化
5.(d)認める指導について
第2節 生徒指導体制の導入手順
1.導入手順のイメージ
2.モデル試案導入に必要な期間と時期について
3.方向性の提示
4.課題の把握と解決像の共有
5.方策の要請
6.方策の決定
7.方策の実施
8.修正期と改定期
第3節 構成要素の決定
1.指導の基準となるルールの作成
2.生徒指導スタンダードの作成
3.認める指導
第4節 教育課程上の位置づけ
1.自校の教育課程にどの様に位置づけるか
2.ルールの定着に向けた道徳授業について
第5節 システムの維持(メンテナンス)
1.システム維持の必要性
2.システム維持のための方策
第6節 モデル試案の発展性
1.モデル試案の限界と発展性
2.生徒指導体制モデル試案の再検討
3.モデル試案の今後の課題
第6章 結論
Appendix 1
Appendix 2
引用文献
謝辞