博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

心理専門職によるアセスメントを基盤とした教師との協働的援助

定価: 10,450 (本体 9,500 円+税)

学校不適応事例への効果的な援助・改善のために、心理専門職と教師による協働的実践について検討。心理専門職の養成や教育訓練の在り方に新たな知見を提供する。

【著者略歴】
新井 雅(あらい まさる)
1981年 北海道に生まれる
2014年 筑波大学大学院人間総合科学研究科   
    ヒューマン・ケア科学専攻博士後期課程修了
現在 健康科学大学健康科学部福祉心理学科助教
    博士(教育学)、臨床心理士、学校心理士
※データは刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
第Ⅰ部 理論的検討
 第1章 心理専門職による他職種との協働に基づく援助活動
     ―協働的援助におけるアセスメントの役割と可能性―
  第1節 対人援助職によるヒューマン・サービス活動と職種間協働
  第2節 ヒューマン・サービス活動における心理専門職の専門的能力と役割
  第3節 心理専門職に求められるアセスメントに関する知識・技能
  第4節 心理専門職によるアセスメントを基盤とした他職種との協働的援助に関する研究の発展可能性
  第5節 本章のまとめ
 第2章 学校不適応事例における心理専門職と教師の協働的援助の基盤としてのアセスメント
  第1節 学校不適応問題の現状と心理専門職に求められる能力・役割
  第2節 心理専門職と教師の協働に関する先行研究の検討
  第3節 学校不適応への理解と援助に関する心理学的アセスメント研究の検討
  第4節 心理専門職によるアセスメントを基盤とした教師との協働的援助に関する研究の方向性
  第5節 本章のまとめ
 第3章 本研究の目的と意義
  第1節 先行研究から導き出された研究課題
  第2節 本研究の目的と意義
  第3節 本研究の構成
第Ⅱ部 実証的検討1―調査研究―
 第4章 【研究1】心理専門職と教師によるアセスメントの特徴の比較検討
     ―アセスメントのプロセスの観点から―
  第1節 目的
  第2節 方法
  第3節 結果
  第4節 考察
  第5節 本章のまとめ
 第5章 【研究2】心理専門職と教師のアセスメントの共有方略が職種間の協働的援助に及ぼす影響
  第1節 目的
  第2節 アセスメントの共有方略に関する尺度項目の検討(研究2-1)
  第3節 アセスメントの共有方略が職種間の協働的援助に及ぼす影響の検討(研究2-2)
  第4節 本章のまとめ
 第6章 【研究3】協働的な援助活動の展開における心理専門職と教師のアセスメントの変容および相互作用の検討
  第1節 目的
  第2節 協働的援助における心理専門職と教師のアセスメントの変容と相互作用―面接調査に基づく検討―(研究3-1)
  第3節 協働的援助における心理専門職と教師のアセスメントの変容と相互作用―事例分析に基づく検討―(研究3-2)
  第4節 【研究3】全体の総合考察
  第5節 本章のまとめ
第Ⅲ部 実証的検討2―実践研究―
 第7章 【研究4】教師との協働を促進する心理専門職のためのアセスメントの実践に関する教育訓練プログラムの効果検討
  第1節 目的
  第2節 教育訓練プログラムの実践と効果検討①(研究4-1)
  第3節 教育訓練プログラムの実践と効果検討②(研究4-2)
  第4節 教育訓練プログラムの実践と効果検討③(研究4-3)
  第5節 【研究4】全体の総合考察
  第6節 本章のまとめ
第Ⅳ部 総合的考察
 第8章 本研究の結論と今後の展望
  第1節 本研究の結論
  第2節 心理専門職によるアセスメントを基盤とした教師との協働的援助への実践的・教育的示唆
  第3節 本研究の限界と課題および今後の展望

引用文献
初出一覧
資料
 資料1:心理支援者役用教材(プログラム1用)
 資料2:心理支援者役用教材(プログラム3用)
 資料3:振り返り面接ポイントおよび個人目標シート(心理支援者役用)
謝辞
著者新井雅 著
発行年月日2016年02月25日
頁数386頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2122-9