ケアの社会
個人を支える政治
定価:
1,650
円(本体
1,500
円+税)
- 目次を表示します。
-
日本語版への序文 私たちは、だれもが個人である。
序論 個人からなる社会
第1章 現代の個人と国家のジレンマ
フランスの個人主義とは?/多様な生活様式の社会/私的幸福と公的不幸/コーポラティズムと国家主義/市場における個人/市場外の個人/福祉国家の脱市場化/民主的個人化とは?
第2章 個人を支えること
具体化される個人/個人の基盤/二つの近代(モデルニテ)/第三の近代(モデルニテ):支えること/保護すること、あるいは付き添うこと/支えること、すなわち承認すること/ジェンダーによる個人化
第3章 能力ある個人
「社会問題」/人間開発(ヒューマンデベロップメント)/スティグリッツ委員会/自律する能力をつける/達成する自由/どのような平等を望むのか?/ケイパビリティに関わる政治とは?/公共の政治と教育/社会事業とエンパワーメント
第4章 脆弱な個人
脆弱性の状況/ニーズの主体/「配慮する」国家/ケアの社会/人へのサービス
結論 支えと個人の開花
訳者あとがき
参考文献