大村はまの「学習の手びき」についての研究
授業における個性化と個別化の実現
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序文(世羅博昭)
はじめに
序章 研究の目的・方法・意義
第1節 研究の目的と方法
第1項 研究の目的
第2項 研究の方法
第2節 本研究の意義
第1項 大村研究からの意義
第2項 授業改善からの意義
第3項 教師教育からの意義
第1章 学校における授業が抱える課題と改善の道筋
第1節 学校における授業が抱える課題
第1項 今後において求められる能力と授業構造
1 学習者に求められる能力
2 求められる授業構造
第2項 求められる能力に対する現実的な問題
1 能力の二重性という問題
2 教室の中の現実的問題
第3項 学校という「装置」がもたらす問題
1 学校という「装置」
2 学校という「装置」と学習者の問題
3 学校という「装置」と教師の問題
第2節 授業改善の道筋
第1項 求められる変革
1 学校の中にある「観」の変革
2 個性化につながる個別化という考え方
第2項 授業改善への道筋
1 教師の煩悶
2 「典型」への照射
3 授業改善への道筋の提示
第2章 大村はまの国語科単元学習
第1節 大村はまのめざした世界とその背景
第1項 大村はまの教育観とその背景
1 学習者に対する視線と教えることの意味
2 大村はまの理想とする教室のイメージ
3 それらの背景となること
第2項 大村はまの教育観とそれに基づく実践の現代的価値
1 学校における授業が抱える課題との関係から捉えられる価値
2 教師の資質・能力の伸長との関係から捉えられる価値
第2節 大村はまと国語科単元学習
第1項 国語科における単元学習
1 単元学習における思想
2 展開される学習活動
3 国語科における単元学習の原理
第2項 大村はまの国語科単元学習
1 その成立
2 大村はまの国語科単元学習
第3章 大村はまの「学習の手びき」の実際と分析1―通覧―
第1節 大村はまの「学習の手びき」の実際
第1項 「学習の手びき」の整理
1 整理の方法
2 整理した「学習の手びき」一覧
第2項 「学習の手びき」の実際
1 「学習の手びき」の内容
2 「学習の手びき」の表現
3 「学習の手びき」が導く学習
第2節 通覧から見出せる「学習の手びき」の機能
第1項 「学習の手びき」の使われ方から導出される機能
1 端から丁寧に読んで使うタイプの「学習の手びき」の場合
2 眺めながらヒントとして使うタイプの「学習の手びき」の場合
3 繰り返し読んで使うタイプの「学習の手びき」の場合
第2項 学習者と指導者に対しての機能
1 学習者に対する機能
2 指導者に対する機能
第3項 通覧から導出した「学習の手びき」の特性
1 「学習の手びき」の役割
2 「学習の手びき」の特性
第4章 大村はまの「学習の手びき」の実際と分析2―詳察―
第1節 対象とする実践の選択と詳察の方法
第1項 対象とする実践
1 選択の条件
2 詳察のする対象について
第2項 詳察の方法
第2節 「学習の手びき」の詳察
第1項 単元「私たちの読書力〈図表を読む〉」の場合
1 概略
2 本授業における「学習の手びき」について
3 「学習の手びき」の考察と検証
4 「学習の手びき」に見出される工夫
第2項 「古典への入門―枕草子によって―」の場合
1 概略
2 本授業における「学習の手びき」について
3 「学習の手びき」の考察と検証
4 「学習の手びき」に見出される工夫
第3項 「楽しくつくる『旅の絵本』」の場合
1 概略
2 本授業における「学習の手びき」について
3 「学習の手びき」の考察と検証
4 「学習の手びき」に見出される工夫
第4項 詳察から導出した「学習の手びき」の特性
1 「学習の手びき」の役割
2 「学習の手びき」の特性
第5章 授業における個性化と個別化の実現に向けて
第1節 授業における個性化と個別化を実現するための「学習の手びき」
第1項 個性化と個別化について
1 実現すべき個性化と個別化の状態
2 個性化のために重要な個別化
第2項 個性化と個別化を実現する「学習の手びき」に必要なこと
1 大村はまの「学習の手びき」に示されたこと
2 個性化と個別化を実現する「学習の手びき」のあり方
第2節 個性化と個別化を実現する「学習の手びき」に至るまでの道筋
第1項 大村はまの辿った道筋
1 基盤となる教育観の醸成と学習者としての体験
2 「学習の手びき」作成までの実際のプロセス
第2項 教師が大村はまの「学習の手びき」から「典型」を得るための道筋
1 大村はまの「学習の手びき」を体験すること
2 自己の教育観と対面すること
3 教師が大村はまの「学習の手びき」から「典型」を得るための道筋
第3項 授業における個性化と個別化の実現に向けて
1 学習者からの出発の必要性
2 授業研究の場の活用による学習者理解
終章 研究のまとめ
第1節 研究の総括
第1項 学校における授業が抱える課題と改善の道筋(第1章の内容)
1 授業に存在する解決すべき課題
2 課題に対する改善の道筋
第2項 大村はまの国語科単元学習(第2章の内容)
1 大村はまの教育観と現代の教育課題との関わり
2 大村はまの国語科単元学習の内実
第3項 大村はまの「学習の手びき」の実際と分析1―通覧―(第3章の内容)
1 「学習の手びき」の整理
2 通覧から見出せる「学習の手びき」の機能と特性
第4項 大村はまの「学習の手びき」の実際と分析2―詳察―(第4章の内容)
1 学習過程を再現して考察・検証するという方法
2 詳察から見出せる「学習の手びき」の機能と特性
第5項 授業における個性化と個別化の実現(第5章の内容)
1 個性化と個別化を実現する「学習の手びき」のあり方の整理
2 教師が大村はまの「学習の手びき」から「典型」を得るための道筋
第2節 今後の課題
第1項 研究成果に基づく学校現場での解説についての研究
第2項 授業研究のあり方についての研究
第3項 教師教育のあり方についての研究
おわりに
主要参考・引用文献
索引