保育行為スタイルの生成・維持プロセスに関する研究
定価:
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5,500
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序章 研究の背景と目的
第1節 本研究の背景
第2節 保育行為スタイルの先行研究の検討
第3節 本研究の目的
第4節 本研究の意義
第5節 本研究における倫理的配慮
第1章 保育行為スタイル研究における概念整理
第1節 保育行為スタイルの定義をめぐる整理
第2節 保育行為スタイルの分類に関する整理
第3節 保育行為スタイルの適用
第4節 これまでの保育行為スタイル研究の限界
第2章 理論及び研究方法論
第1節 本研究の依拠する理論
第1項 本理論に基づく理由
第2項 ヴァルシナーの文化心理学
第3項 発生の三層モデル
第4項 内化/外化プロセス
第2節 研究方法論としての複線径路・等至性モデル
第3節 保育の文脈における適用
第3章 保育行為スタイルの特徴
第1節 本章の目的
第2節 保育行為スタイルの分類とかかわりの諸相
第1項 方法
第2項 指導的保育行為スタイル
第3項 集団的保育行為スタイル
第4項 応答的保育行為スタイル
第3節 類似場面における保育行為スタイル間の差異
第1項 方法
第2項 選べない選択肢と選べる選択肢(お片付け場面)
第3項 できる喜びと見つける喜び(制作活動場面)
第4項 仲間文化外での和解と仲間文化内での和解(いざこざ場面)
第4節 小括
第4章 保育行為スタイルの内化/外化プロセス
第1節 本章の目的
第2節 方法
第1項 研究協力者
第2項 分析方法
第3項 いざこざ場面に対する分析について
第4項 集団活動場面に対する分析について
第3節 いざこざ場面における検討
第1項 発生の三層モデルに基づく保育行為スタイル
第2項 一層:内化プロセス
第3項 二層:保育行為スタイルの分岐点
第4項 三層:主観的意味としての価値観
第5項 一層:外化プロセス
第4節 集団遊び場面における検討
第1項 発生の三層モデルによる図式化
第2項 集団活動場面における保育者の内化プロセス
第3項 集団活動場面における保育者の外化プロセス
第4項 いざこざ場面との比較検討
第5節 小括
第5章 保育行為スタイルの萌芽としての価値観と行為の関係
第1節 本章の目的
第1項 問題背景
第2項 目的
第2節 方法
第1項 本章の研究協力者
第2項 インタビューについて
第3項 分析方法
第3節 結果
第1項 とまどい期:4-7月
第2項 試行錯誤期:8-12月
第3項 1年目の達成期:1-3月
第4節 保育行為スタイルの萌芽としての行為と価値観の結び付き
第5節 小括
第6章 主体的選択としての保育行為スタイル
第1節 本章の目的
第2節 方法
第1項 本章の研究協力園・協力者について
第2項 観察方法について
第3項 カンファレンスについて
第4項 分析方法について
第3節 カンファレンスにおけるふりかえりプロセス
第1項 ふりかえりプロセス
第4節 「変わらない」変化としての保育行為スタイル
第1項 ふりかえりからみる保育行為スタイル
第2項 「変わらない」ことを選択し続けている変化としての保育行為スタイル
第3項 保育行為スタイルの差異
第5節 小括
終章 総合考察
第1節 前章までの要約
第2節 保育行為スタイルへのインプリケーション
第1項 TLMGに基づく保育行為スタイルのモデル
第2項 初任保育者に対するインプリケーション
第3節 本研究による保育研修への提言
第1項 行為(最下層)に着目した改善型研修
第2項 記号(中間層)に着目したゆらぎ共有型研修
第3項 価値観(最上層)に着目した薫陶型研修
第4項 三層を踏まえた混合型研修
第4節 本研究の意義
第5節 本研究の限界と課題
引用文献
謝辞
あとがき