成蹊大学人文叢書14文化現象としての恋愛とイデオロギー
定価:
2,200
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2,000
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はしがき 田中一嘉
メディア行為としての「恋愛禁止」―アイドルと恋愛― 西兼志
ジュニア小説における純愛という規範 今田絵里香
ロラン・バルトとレオナルド・ダ・ヴィンチ、あるいは想像界というクローゼットの精神分析 遠藤不比人
象徴交換と死―『南太平洋』(1949)における恋愛の不可能性― 日比野啓
情熱とイデオロギーの相克―アイルハルト版「トリスタン物語」における「死に至る恋愛」の特質― 田中一嘉
憧憬としての愛―ゲーテの作品に見る愛の軌跡― 三浦國泰
谷崎潤一郎「春琴抄」における〈恋愛〉の読み方―久保田万太郎「鵙屋春琴」を補助線として― 林廣親
『落窪物語』の恋愛―あこきの手紙が有する力― 鹿野谷有希
小野小町の虚像と実像―「花の色は」の一首をめぐって― 吉田幹生
あとがき 日比野啓