教科学習支援における母語支援者の当事者性獲得
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第1章 序論
1.1 言語少数派の人々を取り巻く学校教育の環境
1.1.1 言語少数派の子どもをめぐる状況
1.1.2 学校教育における二段化された指導形態とその課題
1.1.3 学校教育における言語少数派の子どもの母語の位置付け
1.1.4 母語による教科学習支援とその課題
1.2 本研究の構成
第2章 先行研究
2.1 当事者の参画
2.1.1 当事者とは
2.1.2 当事者性とは
2.1.3 研究者の研究関心から捉えた「当事者性」についての研究
2.1.4 「当事者」になるプロセスに焦点をあてた研究
2.2 言語と言語を取り巻く社会的環境との関係
2.2.1 言語と社会的環境
2.2.2 言語生態学
2.2.3 言語生態環境の保全を目指すサポートシステムの構築の必要性
2.2.4 生態学的支援システムの構成メンバー
2.3 日本の学校環境の教科指導におけるサポートシステムの必要性
2.3.1 日本語指導と教科指導を統合する試み
2.3.2 「教科・母語・日本語相互育成学習」
2.3.3 「教科・母語・日本語相互育成学習」を基にした実践研究
第3章 本研究の研究課題と方法論
3.1 研究課題
3.2 研究方法
3.3 分析方法
3.4 研究対象者とデータについて
3.5 本研究とプロジェクトとNPOの関係について
3.5.1 プロジェクトの内容について
3.5.2プロジェクトと「NPO法人子どもLAMP」の関係について
3.6 教科学習支援について
3.6.1 授業の流れ
3.6.2 教材について
第4章 留学生支援者の教科学習支援に対する意識【研究1】
4.1 はじめに
4.2 研究方法
4.2.1 研究課題
4.2.2 対象者について
4.2.3 分析方法
4.2.4 インタビューにおける筆者のスタンス
4.3 分析結果
4.3.1 結果図
4.3.2 各カテゴリーについて
4.4 考察
4.5 まとめ
第5章 留学生支援者による教科学習支援の実態【研究2】
5.1 はじめに
5.2 研究方法
5.2.1 研究課題
5.2.2 対象者について
5.2.3 対象となった支援の概要
5.2.4 分析方法
5.3 結果
5.3.1 概念〔子どもの母語力を探る〕
5.3.2 概念〔国語の学習に母語・母文化背景を活かす〕
5.3.3 概念〔オリジナル母語教材作成の工夫〕
5.3.4 概念〔日本語支援者と連携する〕
5.3.5 概念〔子どもの目線になる〕
5.4 考察
5.5 まとめ
第6章 子どもの母語ができる日本人支援者の教科学習支援に対する意識【研究3】
6.1 はじめに
6.2 研究方法
6.2.1 研究課題
6.2.2 対象者について
6.2.3 分析方法
6.3 分析結果
6.3.1 結果図
6.3.2 各カテゴリーについて
6.4 考察
6.5 まとめ
第7章 地域在住の日系南米人支援者の教材翻訳支援に対する意識【研究4】
7.1 周辺化された日系南米人
7.1.1 日系南米人の来日の経緯
7.1.2 日系南米人の雇用環境
7.1.3 子どもたちをめぐる周辺化の多重構造
7.1.4 保護者と学校との関わり
7.2 研究方法
7.2.1 研究課題
7.2.2 対象者について
7.2.3 教材翻訳支援の概要
7.2.4 教材翻訳支援における筆者の役割
7.2.5 データ
7.3 分析結果
7.3.1 結果図
7.3.2 各カテゴリーについて
7.4 考察
7.5 まとめ
第8章 総合考察
8.1 各研究のまとめ
8.1.1 研究課題1のまとめ
8.1.2 研究課題2のまとめ
8.1.3 研究課題3のまとめ
8.1.4 研究課題4のまとめ
8.2 総合考察
8.3 結論
8.4 本研究の意義と今後の課題
参考文献
謝辞