現代アメリカにおける構築主義歴史学習の原理と展開
歴史像の主体的構築
定価:
14,300
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13,000
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序章 本研究の目的と方法
第1節 研究主題
第2節 本研究の特質と意義
第3節 研究方法と本研究の構成
第1章 歴史教育改革の課題と解決方法
第1節 わが国の歴史教育の現状と課題
第2節 アメリカ歴史教育の課題と研究の展開
第3節 構築主義に基づく歴史教育改革
1.構築主義に基づく歴史教育改革
2.構築主義に基づく歴史学習プランの類型化
(1)認知構築主義に基づく歴史学習と社会構築主義に基
づく歴史学習
(2)人物の行為・出来事・時代像を指標とした歴史学習
第1部 認知構築主義に基づく歴史学習の原理と展開
第2章 人物の行為の解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 史料の解釈を通した人物の行為の解釈学習:アマースト
・プロジェクト 単元「リンカーンと奴隷解放」の場合
1.歴史学習の目標―歴史の探求方法と歴史研究の意義の理解
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理―社会における
人間関係・現代的課題・歴史理解の方法の理解
(2)単元構成とその論理―物語の構築による人物の行為と
出来事の関係の段階的追求
(3)授業展開とその論理
第2節 人物の行為の解釈に基づく歴史学習の特質と問題点
第3章 出来事の解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 史料を媒介とした出来事の解釈学習:アマースト・プロ
ジェクト 単元「レキシントン・グリーンで何か起こった
のか」の場合
1.歴史学習の目標―歴史の探求方法と歴史理解の特性の理解
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第2節 史料と科学の方法を媒介とした出来事の解釈学習:
ボルト・データバング・システム
単元「誰がアメリカを発見したのか」の場合
1.歴史学習の目標
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
―歴史による政治学研究
(2)単元構成とその論理―アメリカ民主主義実現過程として
の合衆国史
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第3節 出来事の解釈に基づく歴史学習の特質と問題点
第4章 時代像や社会の動きの解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 時代の政治思想や倫理性に焦点を当てた時代像の解釈学習
:アマースト・プロジェクト 単元「ヒロシマ―戦争の科学、
政治学、倫理学からの研究―」の場合
1.歴史学習の目標―歴史の探求方法と歴史研究の意義の理解
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点―時代の特色や社会問題に焦点を当てた解釈学
習の特質と意義
第2節 社会問題に焦点を当てた時代像の解釈学習:ハーバード
社会科の公的論争問題 単元「アメリカ独立革命」の場合
1.歴史学習の目標―公的論争問題の解決方法の理解
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第3節 時代像や社会の動きの解釈に基づく歴史学習の特質と
問題点
第5章 認知構築主義に基づく歴史学習の原理と特質
1.歴史理解の捉え方から見た特質
2.教授―学習過程の構成から見た特質
3.学習者と歴史・社会との関係から見た特質
第2部 社会構築主義に基づく歴史学習
第6章 人物の行為の批判的解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 個人の思想に焦点を当てた人物の行為の批判的解釈学習:
DBQプロジェクト(世界史) 単元「ガンジー、キング、
マンデラ―何が非暴力主義の事業を成し遂げさせたのか」
の場合
1.歴史学習の目標
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第2節 社会集団の行動の批判的解釈に基づく歴史人物学習:DBQ
プロジェクト 単元「何かセイラムの魔女裁判を異常なものに
したのか」の場合
1.歴史学習の目標
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第3節 人物の行為の批判的解釈に基づく歴史学習の特質と問題点
第7章 出来事の批判的解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 役割討論を媒介にした出来事の意義の批判的解釈学習:
中等歴史カリキュラム「生きている歴史!」 単元「民主政
治の出現」の場合
1.歴史学習の目標―歴史カリキュラム「生きている歴史!」の
目標
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第2節 社会的理解の方法を媒介にした出来事の批判的解釈学習:
G.シューマンの開発単元「レキシントン・グリーン再訪」の場合
1.歴史学習の目標
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理 単元「レキシントン・グリーン再訪」
(3)授業展開とその論理―社会的理解の方法を媒介とした出来
事学習の原理
3.特質と問題点
第3節 出来事の批判的解釈に基づく歴史学習の特質と問題点
第8章 時代像や社会の動きの批判的解釈に基づく歴史学習の論理
第1節 社会制度の改革の意義に焦点を当てた批判的解釈学習:
中等歴史カリキュラム「生きている歴史!」
単元「新国家の憲法」の場合
1.歴史学習の目標―学びの共同体の形成と学級における社会
形成
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第2節 社会問題に焦点を当てた批判的解釈学習:DBQプロジェクト
(米国史) 単元「ERA(男女平等権憲法修正条項)はなぜ否決
されたのか」の場合
1.歴史学習の目標
(1)社会問題としてのERA否決
2.授業構成原理
(1)カリキュラムの全体計画とその論理
(2)単元構成とその論理
(3)授業展開とその論理
3.特質と問題点
第3節 時代像や社会の動きの批判的解釈に基づく歴史学習の特質
と問題点
第9章 社会構築主義に基づく歴史学習の原理と特質
1.歴史理解の捉え方から見た特質
2.教授―学習過程の構成から見た特質
3.学習者と歴史・社会との関係から見た特質
第10章 構築主義歴史学習の論理と意義
1.歴史理解の捉え方から見た特質
2.教授―学習過程の構成から見た特質
3.学習者と歴史・社会の関係から見た特質
終章 成果と課題
引用参考文献
あとがき