山口仲美著作集 8現代語の諸相 2
言葉の探検・コミュニケーション実話
定価:
6,380
円(本体
5,800
円+税)
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著作集の刊行にあたって
まえがき
Ⅰ 言葉の探検
プロローグ
一 気になるわ、その言葉!(言葉の探検)
「毛穴」 「嫉妬」 「男する」 「血目」 「チューする」 「愛敬」「車酔い」 「ほぞ」 「嫁いびり」 「こうべ」 「憎まれる」 「伏し目」 「餓死」 「堕胎」 「兎の数え方」
二 こんな読みもあり?(読み・書き)
「一二三」 「東京」 「小豆」 「夫婦」 「一段落」 「言語道断」 「饅頭」 「興味シンシン」 「ステキ」 何ていう字になる?
三 そんな意味だったの?(意味の変遷・語源)
「あかはだか」 「手枕」 「したり顔」 「尻目にかける」 「太っ腹」 「悲しい」 「愛する」 「達者」 「骸骨」 「情けない」
四 うまい! その言葉(効果的な言葉遣い)
夫婦喧嘩の、その一言 女心をとらえる、その一言 愛を呼び戻す、その一言 絶頂から転落する瞬間の描写に輝く一語 命の瀬戸際での、その一言
五 まずいこと言っちゃった (失敗した言葉遣い)
自尊心を傷つける、その一言 思いやりのない、その一言 相手を恥じ入らせる、その一言 相手をつきはなしてしまう、その一言 相手を怒らせた、その一言
六 言葉造りが楽しくて(名づけの話)
名前が霊力を持つ時 マロのつく名前 読めない名前 男の子? 女の子? 人の名前のつけ方 きらっと光る、お酒の名前 本当ならいいなの薬名 「あだな」のでき方 「平成いろは歌」をつくる
七 昔の言葉はエレガント!?(古典語の話)
「へど」 「まる」 「さが尻」 「びちびち」 「殺す」 「会う」 「みやび」 「うわの空」 「つぶつぶと」
八 垣根をとって話してみたい(若者言葉・熟年言葉)
「超ムカツク」 「えっさっさ」 「はぁって感じ」 「っていうか」 「菓子(クヮシ)」 「おあがり」 「いとしい」 「針させ綴りさせ」 「トクホン」
ちょっと一息! ブレイクタイム
エピローグ
Ⅱ 言葉の先生、北京を行く―コミュニケーション実話(1)―
はじめに
一 日中の言葉を訪ねて
「老婆(ラオポー)」は愛の言葉
中国の蟬(せみ)は何と鳴く?
朧月夜の匂い
古武士の花とは
徹底した通訳の授業
浮気談義
頑固か個性か
架け橋
二 日常会話の愉しみ
言い間違いの妙
「鼻水」に助けられ
出物腫れ物
和尚さんの靴下
三 中国人が日本古典を読めば
思わぬ反応
情交はあったのか?
若き源氏物語研究者
ちはやぶる神代も聞かず…
四 駆け引きの国にて
無言の世界
値引きの術
交渉の達人
消えた十元
化ける季節
万事大丈夫(メイクヮンシー)の国
波風立てて地固まる
三角形は四角です
五 人々の想いにふれる
浦島太郎な人
サボテンの心境
ほくほく
蛍雪の人
柳絮(りゅうじょ)が舞う
赤いネックレス
温かい手
再見
あとがき
Ⅲ 大学教授がガンになってわかったこと―コミュニケーション実話(2)―
プロローグ
一 大腸ガンの時
ガンかと思ったら、何をすべきか?
病院選びは、いつからするか?
私的病院情報の集め方
どっちの病院がいいか迷った時
病院選びはなぜ大切か?
ダメな病院だったら、どうするか?
選んだ病院でホントによかったか?
なかなか入院できない時
個室にするか、大部屋にするか?
大腸ポリープの内視鏡手術
病理検査の結果を聞く
セカンドオピニオンがほしい時
術式と手術のリスクの説明を受ける
執刀医の実力を知る方法
腹腔鏡下手術とその後の不養生
二 膵臓ガンの時
膵腫瘍はなぜ見つかったか?
手術をするか、しないか?
手術の実力は?
術式と手術のリスクを説明してもらう
膵腫瘍の手術
医者の言葉で落ち込まない方法
術後の回復を早めるには?
職場にSOS発信をする
抗ガン剤治療の実際
抗ガン剤はどのくらい続けるべきか?
主治医と合わない場合は、どうするか?
主治医の紹介を頼む時
術後の主治医はこんな医師がいい
三 比較・共通のこと
経験豊かな麻酔科医か?
治療を受けたい医療チーム
頼りになる看護師とは?
いじわる看護師対処法
患者同士のコミュニケーション
ガンについての知識を身につける
体にいいことをする
覚悟を決めて明るく生きる
エピローグ
Ⅳ 身辺エッセイ&経歴
一 身辺エッセイ編
目をつける
わが家の金魚騒動記
悪い顔?
説得じいさん
わいわい酒とひとり酒
そばとそうめんの話
男が通いたくなる家
妖艶な仏さま
全集・著作集が役に立つ時
鉛筆の思い出二つ
桜の季節―気になる学生―
私の出会ったステキな先生―小学校・中学校・高校―
楽しい仲間
展宏先生とのおつきあい―俳人・川崎展宏氏―
底に流れる人間愛―歌人・小島ゆかりさん―
宇治敏彦さんの『版画でたどる万葉さんぽ』
吉田先生のホントの気持ち
交遊抄―秘めた優しさ―
選択
四十の手習い
ひつぎを蓋(おお)うて知る
こころの玉手箱(1)―叔父に読んでもらった『小公女』―
こころの玉手箱(2)―父の形見の根付―
こころの玉手箱(3)―古典に目覚めた高校時代―
こころの玉手箱(4)―母 手製の青空色のブラウス―
こころの玉手箱(5)―セルビア土産の昆虫ブローチ―
生き方を変える
ガン患者の週間食卓日記
元気な仕事イス
二 経歴編
山口仲美教授の履歴と業績
1 学歴・学位・職歴・受賞歴
2 研究活動
(1)著書・編著書・監修書
(2)学術論文・展望・書評・辞典項目
(3)随筆・コラム
(4)座談会・対談・インタビュー・講演内容掲載誌
(5)学会活動
3 社会活動
(1)出演・講演活動
(2)行政その他の委員活動
(付)趣味的活動
既発表論文・著書との関係
あとがき―著作集の完成にあたって―