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源氏物語と遁世思想

定価: 2,530 (本体 2,300 円+税)

十世紀後半、天台浄土教の貴族社会への浸透と遁世思想の深まりのなか、若者の出家が相次ぐ。高光入山の波紋から源氏物語の終焉まで、比叡山「横川」をめぐる文学と思想を辿る。

【著者略歴】

笹川博司(ささがわ ひろじ)

1955年大阪府茨木市に生まれる。
1979年京都府立大学文学部卒業。
1993年大阪教育大学大学院修了。
1998年博士(文学)〈九州大学〉
現在、大阪大谷大学教授。

著書
『深山の思想―平安和歌論考―』(1998年・和泉書院)
『惟成弁集全釈』(2003年・風間書房)
『隠遁の憧憬―平安文学論考―』(2004年・和泉書院)
『高光集と多武峯少将物語―本文・注釈・研究―』(2006年・風間書房)
『為信集と源氏物語―校本・注釈・研究―』(2010年・風間書房)
『紫式部集全釈』(2014年・風間書房)
目次を表示します。

高光出家の波紋
高光から源氏物語へ
源成信論
源氏物語の仏教思想
すくせ考
横川往還の道と小野
著者笹川博司 著
発行年月日2020年09月30日
頁数240頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-2337-7

関連書籍


為信集と源氏物語

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定価: 11,000 円(税込)


高光集と多武峯少将物語

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