コミュニケーションとしての学び
自律的学習の構成モデルの提案と検証
定価:
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序章
研究の主題
現在のICT社会における自律的学習研究の意義
自律的学習の領域横断的研究の意義
自律的学習の要素をモデル化して示す意義
本論文の構成
第1章 先行研究
コミュニケーションプロセスとしての学び
コミュニケーションの定義とプロセス
学習の定義とプロセス
コミュニケーションと教育の先行研究
波多野によるコミュニケーションプロセスの考え方と教育
コミュニケーションとしての学びの可能性
自律的学習の定義
自律的学習の日本での意味と利用
自律の意味
学習の意味
本研究の自律的学習の定義
自律的学習研究の歴史的概観
第1期
第2期
第3期
第4期
各研究分野における自律的学習の先行研究
教育哲学
言語教育
成人教育
スポーツ科学、看護教育等のその他の科目別領域
教育心理学
教育工学・メディア研究
各研究分野の先行研究のまとめ
自律的学習の7要素の研究
積極的対人交流:SRLとの質問紙調査
メディアの選択:学習メディアの選択基準のインタビュー
メディアアクセス:社会環境から捉え直す自律的学習調査
モチベーション管理:教材の動機づけと自律的学習の継続
習慣と習慣化行動:アプリケーション利用から考える学習習慣
批判的な思考:メディアリテラシーと自律的学習
自己の観察:言語学習記録の実践
7要素のまとめと自律的学習の構成モデル案
第2章 方法
リサーチデザイン
リサーチクエスチョンの設定
コンセプトマップ
質問紙調査の方法
調査の媒体と期間
サンプリング
質問紙の構成
質問紙に用いる尺度
調査の分析方法
第3章 結果
要約統計量
RQ1:因子分析の結果
因子構造数
項目の選定
因子の命名
因子の内的整合性検定
確証的因子分析
RQ2:共分散構造分析の結果
構造概念
構造の選定
SEMの信頼性検定
モデルの発展
第4章 考察
要約統計量に基づく考察
回答者数
自律的学習の要素の記述統計
学習成果の記述統計
RQ1:自律的学習の要素の考察
要素の集約に関する考察
分類された各要素の考察
6要素のまとまりの考察
RQ2:自律的学習の構造モデルの考察
自律的学習の要素の関係
性別・学年別の検討
外生変数の再検討
コミュニケーションとしての学びの考察
自律的学習とコミュニケーションの定義への立ち返り
自律的学習の一般モデルの試み
終章
本論文のまとめ
本論文の意義と貢献
本研究の限界と今後の発展
謝辞
引用文献
付録
図表目次
[図]
図1.1.Daleの経験の円錐
図1.2.SRLの段階とサブプロセス
図1.3.ルーティン化された自己の向上を促す仕組みの流れ
図1.4.学習に最も使うメディア上位3グループの回答数と主体的メディアリテラシー得点
図1.5.自律的学習の要素の構成概念モデル
図2.1.今回の研究のコンセプトマップ
図3.1.回答者のGPAの分析
図3.2.確証的因子分析の最終モデル
図3.3.パス図と分析結果
図3.4.コミュニケーションの態度に関する変数を加えたパス図と分析結果
図4.1.自律的学習の「続ける」サイクルの一般モデル案
図4.2.「手を伸ばす」フェーズにおける自律的学習のイメージ
図4.3.「手に入れる」フェーズにおける自律的学習のイメージ
図5.1.本論文の構成
[表]
表1.1.学習の認知的領域の新旧の分類の対比
表1.2.自律的学習研究の時期別分類
表1.3.メディアが信頼できるか、合っているかの重みが変化する場面
表1.4.SRL得点(18点~90点)の記述統計
表1.5.学習のために最も頻繁に使うメディア別の回答
表2.1.質問紙調査回答者の内訳
表3.1.7因子構造全項目のパターン行列
表3.2.GPAの性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.3.EFAの結果
表3.4.学習成果の平均値および標準偏差
表3.5.学習成果(総合評価)の性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.6.ENDCOREコミュニケーションスキルの性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.7.コミュニケーションスキル追加項目の性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.8.主体的メディアリテラシー尺度の性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.9.自己調整学習方略尺度の性別・学年別の回答数、平均値および標準偏差
表3.10.自律的学習の各要素の平均値および標準偏差
表3.11.自律的学習の各要素の相関