第1章 青年期の心理発達と対人恐怖傾向,自己愛傾向
第1節 はじめに
第2節 青年期の心理発達
第1項 青年期における自己の発達
第2項 青年期における対人関係の発達
第3節 青年期における自己確立の課題と対人恐怖傾向,自己愛傾向
第1項 青年期の自己確立の課題と心理的葛藤
第2項 青年期における対人恐怖傾向,自己愛傾向と心理的葛藤
第4節 本研究の目的
第2章 青年期の対人恐怖傾向と自己愛傾向における自己意識の特徴―自己の二面的矛盾構造の観点から
第1節 対人恐怖傾向と自己愛傾向における自己の特徴
第1項 対人恐怖に関する先行研究の概観
第2項 自己愛人格に関する先行研究の概観
第3項 青年期における対人恐怖傾向と自己愛傾向の自己の特徴①:自己の価値評価的側面への意識関心の集中
第4項 対人恐怖傾向と自己愛傾向の自己の特徴②:自己の二重構造
第5項 本章の研究目的と仮説
第2節 対人恐怖傾向と理想自己-現実自己不一致の関係(研究1)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第3節 対人恐怖傾向,ならびに,自己愛傾向と自尊感情の不安定性の関係(研究2-1)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第4節 対人恐怖傾向,ならびに,自己愛傾向と自己不一致の不安定性の関係(研究2-2)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第5節 自己の観点から見た対人恐怖傾向と自己愛傾向の規定要因(研究3)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第3章 対人恐怖傾向と自己愛傾向の起源を探る―原初的体験の観点から
第1節 対人恐怖傾向と自己愛傾向における対人関係の特徴
第1項 対人恐怖傾向と自己愛傾向における否定的な対人関係の特徴
第2項 自己愛概念に関する批判的考察①:見る者の視座を含む自己愛概念の定義について
第3項 自己愛概念に関する批判的考察②:フロイトの視座の展開に照らして
第2節 原体験理論から見た青年期の心理発達,ならびに,対人恐怖傾向と自己愛傾向
第1項 原体験の概念とその法則,ならびに,性質
第2項 原体験からの成熟の過程
第3項 原体験理論から見た青年期の発達
第4項 原体験から見た青年期の対人恐怖傾向と自己愛傾向
第5項 本章の研究目的と仮説
第3節 対人葛藤場面における他者の意図の判断と情緒的反応(研究4)
第1項 問題と目的
第2項 予備調査
第3項 方法
第4項 結果
第5項 考察
第4節 対人葛藤場面における他者の意図の解釈と対人恐怖傾向,自己愛傾向の関係(研究5)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第5節 対人恐怖傾向(社交不安)に対する嫌悪判断と自動思考の効果(研究6)
第1項 問題と目的
第2項 方法
第3項 結果
第4項 考察
第6節 自己愛傾向に対する敵意帰属と怒りの効果(研究7)
第1項 問題と目的
第2項 研究1
第3項 研究2
第4項 総合考察
第4章 総合考察
第1節 本研究の概要
第2節 自己の観点から見た対人恐怖傾向と自己愛傾向の特徴
第3節 原初的体験の観点から見た対人恐怖傾向と自己愛傾向
第4節 対人恐怖傾向,自己愛傾向にみる青年期の心理発達の意義
第5節 対人恐怖傾向と自己愛傾向の共通性と差異について
第6節 対人恐怖傾向と自己愛傾向の両者を取り上げることの意義
第7節 本研究の課題と今後の展望
付録 精神障害の発生と維持に関わる認知の偏りに関する研究
第1節 認知の偏りと精神障害
第2節 注意と記憶の偏りと精神障害
第3節 各精神障害に特有の認知の偏り
第1項 抑うつ(気分障害)
第2項 社交不安障害
第3項 強迫性障害
第4項 パニック障害・全般性不安障害・身体症状障害(心気症)
第5項 精神病(統合失調症)
第4節 まとめと今後の展望
関連業績一覧
引用文献一覧
謝辞