デューイのオキュペーション概念に基づく芸術的構成活動
定価:
8,250
円(本体
7,500
円+税)
- 目次を表示します。
-
序章 本研究の主題と方法
第1節 研究の主題
1 デューイの芸術観の特徴
2 日本の学校における芸術教育
3 デューイの芸術論と教育論
4 教育方法としてのオキュペーション
5 芸術の経験の典型としての音楽の経験
第2節 研究の状況
1 曲づくりとしての構成活動
2 オキュペーションとしての構成活動
3 構成活動から芸術的構成活動へ
4 芸術的構成活動の教育実践学的研究
5 本研究の課題
6 本研究の意義
第3節 本書の構成
1 第Ⅰ部 教育方法としてのオキュペーション概念(第1章、第2章)
2 第Ⅱ部 オキュペーション概念に基づく芸術的構成活動の理論(第3章、第4章、第5章)
3 第Ⅲ部 芸術的構成活動の活動モデルと実践(第6章、第7章)
第Ⅰ部 教育方法としてのオキュペーション概念
第1章 オキュペーションの概念
第1節 オキュペーションとは何か
1 オキュペーションとは何か
2 実験学校へのオキュペーション導入の背景
第2節 実験学校におけるオキュペーションの実践
1 カリキュラム構成
2 オキュペーションの事例
3 事例の考察
第3節 オキュペーションで開発される力
1 社会的な力と洞察力の開発
2 想像力の開発
第2章 教育方法としてのオキュペーション概念
第1節 デューイの教育哲学におけるオキュペーションの位置づけ
1 個と社会との調和
2 学校二層構造におけるオキュペーション
第2節 教育方法としてのオキュペーションの本質および方法原理
1 オキュペーションの本質
2 オキュペーションの方法原理
第3節 オキュペーションの過程的側面
1 探究としての「ひとつの経験」
2 衝動と興味
3 探究としての論理的問題解決
4 所産としての生産物
第4節 オキュペーションの心理的側面
1 心身相関の相互作用による論理的思考
2 内的素材と外的素材(社会的素材)との相互作用
3 「為すこと」と「被ること」の論理的関係の認識
4 「身体・イメージ・反省」の重層的な思考構造
第5節 オキュペーションの社会的側面
1 経験の共有としてのコミュニケーション
2 共同活動におけるコミュニケーション
3 衝動の社会化と共感的態度の育成
第6節 教育方法としてのオキュペーション概念
1 教育方法としてのオキュペーションの本質・方法原理・構造
2 教育方法としてのオキュペーション概念
第Ⅱ部 オキュペーション概念に基づく芸術的構成活動の理論
第3章 芸術的経験の本質・方法原理・構造
第1節 芸術的経験の本質および方法原理
1 「美的経験」と「芸術的経験」
2 「ひとつの経験」と「美的経験」
3 芸術的経験の本質および方法原理
第2節 芸術的経験の過程的側面
1 表現としての「ひとつの経験」
2 衝動性と抵抗
3 表現の成立
4 所産としての作品
第3節 芸術的経験の心理的側面
1 心身相関の相互作用による質的思考
2 内的素材と外的素材(質的素材)との相互作用
3 「為すこと」と「被ること」の質的関係の認識
4 質的意味の表現
第4節 芸術的経験の社会的側面
1 経験の共有としての質のコミュニケーション
2 公共の作品を媒体とした制作者と鑑賞者との質のコミュニケーション
3 公共世界の質の共有による公共性の形成
第4章 オキュペーションと芸術的経験の関係
第1節 芸術的経験からみる実験学校の芸術教育
1 デューイの教育論における芸術の位置づけ
2 実験学校における芸術教育の位置づけ
3 実験学校における芸術教育の実際
4 実験学校の芸術教育の問題点
第2節 オキュペーションから芸術的経験への展開
1 オキュペーションにおける芸術的側面
2 オキュペーションから芸術的経験への連続性
3 オキュペーションから芸術的経験への展開の具体例
第5章 オキュペーション概念に基づく芸術的構成活動の理論
第1節 芸術的構成活動の本質および方法原理
1 オキュペーションと「構成活動」
2 「構成活動」の核心
3 「構成活動」と「芸術的構成活動」
4 芸術的構成活動の本質および方法原理
第2節 芸術的構成活動の過程的側面
1 要点と基準
2 衝動性と抵抗
3 探究としての創造的問題解決
4 所産としての作品の共有
第3節 芸術的構成活動の心理的側面
1 要点と基準
2 内的素材と外的素材(質的素材)との相互作用
3 「為すこと」と「被ること」の質的関係の認識
4 イメージを軸とする「観察―目論見―実験」のサイクルの循環
5 「身体・イメージ・反省」の重層的な思考構造
第4節 芸術的構成活動の社会的側面
1 要点と基準
2 共同活動における質のコミュニケーション
3 イメージの共有による共感的態度および共同体の形成
第Ⅲ部 芸術的構成活動の活動モデルと実践
第6章 芸術的構成活動の活動モデル
第1節 活動モデル
1 活動モデル表
2 過程的側面
3 心理的側面
4 社会的側面
第2節 活動モデルの実践事例
1 過程的側面
2 心理的側面
3 社会的側面
4 実践における子どもの姿の概括
第7章 芸術的構成活動の実践事例
第1節 音楽づくりの事例
1 立場
2 実践事例
3 考察
第2節 うたづくりの事例
1 立場
2 実践事例
3 考察
第3節 楽器づくりの事例
1 立場
2 実践事例
3 考察
第4節 図形楽譜づくりの事例
1 立場
2 実践事例
3 考察
終章 総括と展望
第1節 芸術的構成活動の理論と実践
1 序章 本研究の主題と方法
2 第Ⅰ部 教育方法としてのオキュペーション概念
3 第Ⅱ部 オキュペーション概念に基づく芸術的構成活動の理論
4 第Ⅲ部 芸術的構成活動の活動モデルと実践
第2節 学校教育における芸術的構成活動の意義と課題
1 意義
2 課題
第3節 AI時代における芸術的構成活動の展望
1 AI時代における芸術教育の意義
2 脳科学からみる直接経験の意義
参考文献
あとがき