博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

成蹊大学人文叢書19意味をすくいあげて

通訳者と翻訳者の終わりなき挑戦

定価: 2,200 (本体 2,000 円+税)

【執筆者紹介】(掲載順)
佐藤 あずさ(さとう あずさ)
早稲田大学国際教養学部・早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科准教授、会議通訳者。通訳産業研究、通訳者養成、国際コミュニケーション。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(学術博士)。

森住 史(もりずみ ふみ)※責任編集
成蹊大学文学部教授、会議通訳者。社会言語学、通訳学。国際基督教大学教育学研究科(教育学博士)。

澁谷 智子(しぶや ともこ)
成蹊大学文学部教授。社会学、比較文化研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。

平野 多恵(ひらの たえ)
成蹊大学文学部教授。東京大学大学院博士課程修了。日本中世文学、おみくじや和歌占いの文化史、アクティブラーニングによる古典教育。

篠原 有子(しのはら ゆうこ)
立教大学異文化コミュニケーション学部・大学院研究科特任准教授(2019-2021)、字幕翻訳者。日本通訳翻訳学会理事。翻訳学、視聴覚翻訳研究。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修了。博士(異文化コミュニケーション学)。

正岡 和恵(まさおか かずえ)
成蹊大学文学部教授。イギリス・ルネサンス期の文学。東京大学大学院人文科学研究所(文学修士)。

小林 英里(こばやし えり)
成蹊大学文学部教授。英語文学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻修了(人文科学博士)。

遠藤 不比人(えんどう ふひと)
成蹊大学文学部教授。イギリス近現代文学・文化、批評理論、精神分析史。慶應義塾大学大学院文学研究科(文学修士)、一橋大学大学院言語社会研究科(博士・学術)。

Ralph,Barnaby James(らふる、ばーなびー・じぇいむす)
成蹊大学文学部教授。英語圏文学・演劇、音楽学。University of Queensland(Ph.D.).

久保田 裕紀(くぼた ひろき)
慶応義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程。イギリス18世紀の文学、宗教思想。慶応義塾大学大学院文学研究科(文学修士)。
目次を表示します。
はしがき 森住 史

通訳産業における人的資源の変遷
  ―当事者としての視点に基づいた供給サイドの時系列的考察―  佐藤 あずさ

「トランプ語」はなぜ通訳者を悩ませたのか
  ―言語的見地と職業倫理的見地からの見直し―  森住 史

視覚言語と音声言語の通訳
  ―‟聞こえる”手話通訳者の語りから―  澁谷 智子

江戸時代の和歌占い「せいめい歌占」の〈翻訳〉
  ―古語から現代語、そして英語へ―  平野 多恵

映画字幕における非言語要素の訳出
  ―マルチモダリティの観点から―  篠原 有子

‟usitata et populari”―あるエリザベス朝文人の肖像  正岡 和恵

世界文学、「生まれつき翻訳」、応答する通訳者  小林 英里

生物学的「量」の心的な「質」への変換
  ―フロイトの精神分析における「翻訳」と「情動」をめぐって―  遠藤 不比人

Translating Sublimity: Early Modern Interpretations of the Peri Hýpsous     Barnaby Ralph

崇高を翻訳する―初期近代における『崇高論』解釈をめぐって  バーナビー・ラルフ[翻訳]久保田 裕紀
著者成蹊大学文学部学会 編/森住史 責任編集
発行年月日2022年03月31日
頁数380頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-2429-9